




2月から続く《毎週末はタカラヅカ》、3連休の初日は「壮一帆+愛加あゆ」が同時退団を発表して俄然!注目を浴びている、
雪組・シアタードラマシティ公演「心中・恋の大和路~近松門左衛門・冥途の飛脚より~」を観劇しました。


梅田芸術劇場・シアタードラマシティは交通の利便もよく、そして何よりもたくさんショップがあって、こちらで観劇の時には必ずスタバでドリンクを買って持ち込むことにしている。


今回の座席は11列目のほぼセンター、この位置になるとオペラはほとんど必要なく、壮さん、あゆっち、まっつさん・・・が手に取るような感じで親近感を覚えてしまう。

《観劇データ》
2014年3月21日(金・祝) 16:00公演 @梅田芸術劇場・シアタードラマシティ
第一幕 : 16:00-17:15、 第二幕 : 17:40-18:45
(座席) 11列・20番台
まずはシアタードラマシティ(DC)、ここは小ぶりの劇場であるが適度な座席の傾斜があって非常に見やすく作られていて好きな劇場である。 今回は11列目、しかもほぼセンター位置だったのでしっとりとした壮さん、あゆっちの表情が手に取るように分かるし、まっつさんがセンターで歌唱力を爆発させる部分での迫力はすごい、まさに特等席だったと感じる。
さて肝心のお芝居。 ハンカチでは足らないのでバスタオルを持って観に来て下さい、という超・お涙頂戴の内容に仕上がっていると聞いていた。
しかし私的にはお涙頂戴的な部分は亀屋忠兵衛(壮さん)と梅川(あゆっち)が逃避行を続けて辿り着く、故郷・新口村で父・孫右衛門(汝鳥怜さん)がお出ましになる部分くらいか?、ここは確かにこのお芝居の最大のお涙頂戴場面である。
そもそも絶対にやっちゃいけない、人様のお金に手をつけ横領してそれを遊郭の女に貢ぐなんて、最近、長野県厚生年金基金の50歳半ばのオヤジがやったこととほぼ同じ。
そりゃ、そんなことやったらお縄になるか、自害するかしかないわなぁ・・・、とえらく冷めた見方をした《ひかり》である。 2日前に観劇した我が家の師匠もおんなじ感想だった。
まっつさん、もうこの人は神の領域に達していると思える歌唱力はカリスマそのものだ。
お芝居のラストがまっつの熱唱とともに真っ白な中を忠兵衛と梅川が・・・、というシーンで締めくくられるがこれはこれまで見たことがない演出、間違いなく、これはまっつしか出来ないラストシーンかと思う。
壮さん・・・、うん、めっちゃ髷が似合って良いけど、こんなだらしない出来損ないのような男は似合わない、退団公演となる「前田慶次」で颯爽とした壮さんを大いに期待したいです。
あゆっち・・・、いやはや、可愛くて妖艶だ、あゆっちにだったら横領して大金を貢ぐことも考えられるかな??? → おいおい、危ないぞ!!、冗談ですわ。
せしちゃん・・・、エロい!、綺麗、ドキッとする表情をオペラでしっかりと目に焼き付けてしまった。 そしてあの重い動きにくそうな花魁の衣装を難なく着こなす姿勢、間違いなくあゆっち後の《ひかり》的超一押し娘役はせしちゃんだと確信しましたです。
全体的には照明(光)の使い方が非常に美しい舞台で、男役登場の舞台は暗い目の照明、女役登場はパッと明るい感じ、これはなかなかのモノでした。
音楽、ロック調あり、しっとりデュエット系ありだったがやっぱり何と言ってもまっつの独唱でしょう!
タカラヅカの舞台で和物はこれが初めてだったけど、こういうのもまた良いなぁーーーと感じる作品でした。