


ずいぶんと涼しくなってきていよいよ鍋が恋しくなってくる季節である。
・・・とは云うモノのお酒を飲まないのであまり鍋は好みではない、というのが本音であることも間違い無い。
しかし・・・、鍋をあまり好まないわたしでも大好きなのが、すき焼きとうどん鍋の2つは別格である。
久しぶりに鍋嫌い(?)のわたしが好んでこの鍋なら

「美々卯 本店別館=大阪市中央区道修町4-4-6」さんの『うどんすき」である。
こちらのお店、以前は道修町店という店舗名だったのがいつの間にか『本店別館』に変わっていた。
「美々卯」さんはどちらの店舗でもまずは店員さんが最初のセレモニーは全部やってくれるので楽チンである。 まずうどんを程よい上品な伝統の味の出汁に入れて、その後、鶏肉、つくね、野菜などを放り込んでいくスタイル。
うどんは太麺で熱を加えてグツグツと煮てもベットリとしないのが美々卯さんの特徴である。
半分を鍋に入れて、まだまだこれだけ↑の量が残っている。
薬味は昔も今も変わらぬ、もみぢおろし、すりショウガにネギ、それとすだち。
↑ グツグツと煮立ってきました。 いよいよ食べ頃ですなぁ・・・。
「美々卯」さんではまずは食べないとならないうどんすき。全くこのうどんすきの予備知識が無い人にとっては異様に思えるようだ。
寄せ鍋のうどん入り、ということが想像できないらしい。
さて、この「うどんすき」のメインイベントは、活け海老。
まだまだ活気良く動いている車エビをこの出汁の中にしゃぶしゃぶ風にして食すことだ。
これがなかなか美味でわたしはこれを食すために美々卯さんのうどんすきを食べる、といっても過言では無い。 あまり火を通さずにぷりぷりの海老をいただけるのがいい。
「美々卯 本店別館」さん、本店ほど広くはなく、都心のビル群の中にひっそりと佇む隠れ家的な落ち着いた雰囲気がいい。
4人用の掘りごたつ形式の個室も使えるので非常に落ち着く。
お酒がOKなら「美々卯」オリジナルの凍結酒がうどんすきにピッタリだそうだ。
こちらだけでしか使えない登録商標「うどんすき」、他のうどん専門店で「うどん鍋」とかいう名称でメニューに並んでいるが、やはり「うどんすき」に勝るものには今まで一度も出会ったことが無い。