


「出町ふたば」さんに続く、我が家の《墓参り》定番コースその②は、
「野呂本店=京都市上京区寺町通今出川上る立本寺前町77=」さんの京漬物。
こちらは「出町ふたば」さんから出町商店街を抜けて寺町通りを少し上がったところに構えておられ、季節感満点の京漬物を取り揃えられていて、いつもお伺いする時に《旬》な京野菜を使った、アッサリとしたまさしく『美人系』なビジュアルな雰囲気が良い。


軒先に大きな樽、そして暖簾が目印。
店内は京都の町屋風な作りで、純粋な《京の都》の歴史を感じさせる。



真夏の盛りだと、やはり《瓜》がお勧めだが、この季節はもう《瓜》の漬物の姿が見えなくなってしまっている。
年中出されているのが、《青てっぽう》と《葵だいこん》。
《青てっぽう》はキュウリの中をくりぬいてそこにゴボウを詰め込んだ、「野呂本店」さんの定番中の定番。 胡瓜とゴボウの異なった食感が同時に味わえる。
《葵だいこん》は大根にしその葉を夾んだもので、サッパリとした風味が万人好みだ。
わたしの一押し中の一押しは《セロリ》。とにかくカリッとした食感はたまらない。
セロリが苦手な人でもまず間違い無く受け入れることができると思う。
その他、赤かぶ、白かぶも蕪独特の風味を失わずに、あっさりと上品な仕上がり。
炊きたてのご飯に「野呂本店」さんの美人漬物があれば他は何も要らない!!、そんな感じだ。
次回、お伺いするのは正月・・・、今回とは違ったレパートリーの京漬物が味わえるのは楽しみだ。