





今年のわたしの夏休みは観劇三昧だった。
12日(月)に宝塚大劇場で月組《ルパン+Fantastic Energy》の千秋楽公演を観劇して、翌日(13日)の早朝の新幹線で東京へ。
そして6月初旬に大劇場で観劇した「星組東京公演・ロミオとジュリエット」と再会した。
まさか東京まで『追っかけ』的なことをするとは夢にも思っていなかったことが現実のモノになってしまった。
=有楽町駅から程近い、東京宝塚劇場。 思ったより小ぶりな感じだ。
前日、聖地・大劇場の慣れた風景を目の当たりにしているからかも知れないが、入場口が通りに面していて、開演前は多くの人だまりが出来ていた=


=宝塚大劇場では既に千秋楽を迎えた《月組・ルパン+Fantastic Energy》であるが東京では今月末に初日を迎える=


=(左)お馴染みのヅカ・グッズを販売している「Quatre Reves」も店内面積は狭いが、もの凄い熱気。 東京公演のプログラム(1,000円)を購入した=
=(右)エントランスも聖地に比べてずいぶん狭く、そこに大勢のファンが一斉に集まるからまるで満員電車並の人口密度の高さだ=


=本日も『役替わり日程B』で大劇場の時と同じパターン。
今回の注目は、もちろん礼音さんのジュリエットは当たり前であるが、その他は何といっても抜群の歌唱力を誇る乳母役の美城れんさん、それと「死」役・麻央侑希さんに「愛」役・礼真琴さん。
特に礼真琴さんはロミジュリの新人公演で主役を張った実力派=


=2階A席の7列目・66/67番席が今回の私たちの専用。
とにかくこのチケットを獲得するために我が家のP/CとiPadをそれぞれ複数台使って苦労した結果である。 発売開始後約2-3分で勝負が決まってしまった、そんな感じだった=


=座席からの眺め。大劇場より一回り小さい印象。結果的にはそれが舞台と2階席と云えども距離が近い、さらには音響が東京の方がずいぶん洗練され迫力があったように思える=


さて・・・、もう一つ気がついたことは東京が圧倒的に女子率が高いということ。
ざっとした感じであるが、宝塚大劇場の95%前後に対して、東京は98%。
よって幕間、公演終了後の『トイレダッシュ』がすさまじい勢いで女性の方が走り出すのと、トイレ行列が宝塚の比ではなく長蛇であることだ。
大劇場でも感じることであるが、男子トイレをもう少し減らしてもいいのでは?と思う。
脱線したが、肝心の舞台。
これは約2ヶ月前に観劇した時と比べて、どう贔屓目に見ても鬼気迫るような雰囲気に圧倒された(と感じた)。 決して大劇場公演がダメだとかそういうことでは無く、神懸かり的な迫力、気迫、動き・・・どれをとっても別世界に突入してしまったような感じだった。
それ故、あまりの強烈すぎる迫力に圧倒されてしまって「声も出ない」感動の嵐に見舞われた。
礼音さんの演技、歌唱、ダンス・・・、もう神の世界に入ってしまっていて誰もが超越できない場所にまで到達したようなオーラが最初から最後まで出まくっていた。
美城れんさんのあの歌唱、大劇場で目の当たりにして圧倒されてしまったが、その時に輪をかけて磨き抜かれた強烈な説得力の歌唱は感動的だったし、セリフが無い「愛」と「死」の存在が何とも云えぬ強烈なキャラクターを醸し出していた。
舞台全体がこの世を超越した『神の世界』で繰り広げられた3時間、もう一度見てみたい!!、もう一回『神の世界』に誘って欲しいというとんでもない衝動に駆られてしまった。
凄いモノを見てしまった、そのような東京公演だった。