ナイフとフォーク合格ラブラブ
 マクドナルドから限定で1,000円バーガーが発売されたらしい。 ついこの前に本田圭佑選手をメインキャラクターに据えた500円バーガーが発売されたと聞いて驚いてしまったのも束の間である。
決して、マックを批判したりしないし、《それなり》に最高の具材を使ってプレミアムな仕上がりになっているのだろう。
・・・と金曜日に所用で外出してマックの500円バーガーを試して見ようかとも思ったが、結局は二の足を踏んでしまい、蒸し暑い中、ピリッとスパイスの効いた名物カレーに食指を動かした。

「自由軒・天神橋店=大阪市北区天神橋4-8-27』さんで久しぶりの名物カレーをいただくことにした。
 http://www.jiyuken.co.jp/

=明治43年創業の「自由軒」さん伝統の名物カレー(650円)はこんなん=
 ひかりRail☆。の「食娯楽」  ひかりRail☆。の「食娯楽」
 まずは↑左がサービスされた状態。 ご飯とカレールーが混ざって、ドライカレーのようなスタイル、真ん中に生玉子が。 
 ↑右 ついで好みで「自由軒」さんオリジナルのソースをかける。

 ひかりRail☆。の「食娯楽」  ひかりRail☆。の「食娯楽」
 ↑左 そして最後に生玉子を潰してソースと共に混ぜ混ぜする。
まさしく卵掛けカレーご飯(TKCG)とも云うべきスタイル。
 これは店員さんからサービスされた時点でしっかりと説明を受ける、が、わたしは既に「自由軒」さんの中上級者なのでこのお作法、しきたりはしっかりと頭の中に入っている。
 ↑右 サイドメニューで野菜サラダ(150円)を注文しました。

 明治時代から親しまれたこの名物カレーはお店の中では「インディアン」という呼称だ。
ドライカレーではなく、ウエットカレーしかしご飯とカレールーが既に混ぜ混ぜされた状態なのでご飯の白い部分が全くないのが特徴。
文豪・織田作之助がこよなく愛した「自由軒」さんの名物カレーはその一口、一口に歴史を感じさせる。
 わたしも小学生の頃に祖父に本店(なんば・千日前)に連れて行って貰って、こんなカレーライスがあるんだ、と幼心に思ったモノだ。
小学生の味覚からすれば辛口だが、生玉子のお陰で辛さが幾分、吸収されてウマ~すぎる!!

 当時幼稚園年長だった息子もフランスから帰国してここへ連れて行った。
何とこの名物カレーを難なく平らげてしまった。 本店のレジに座っておられる女将さん(だと思う)から「小さいのに全部食べてくれたんや」って感心された。 要するに万人に愛され続ける味がこの「自由軒」さんの名物カレーだ。

 このような息の長い、いつまでも、誰からも愛され続ける味、是非後世にもずっと伝え続けて欲しい。