


鉄道ファンであるわたしは全国の『難読駅』をいろいろと調べるのが好きだ。
大阪の一例で「交野市」「枚方市」「私市」は京阪、「布忍」は近鉄、そして阪急では「十三」などが一般的な難読駅名として挙げられる。
その阪急・京都線、宝塚線、神戸線の3線分岐する「十三」駅近くにもの凄い店名のラーメン店があると知って、これは是非!!と思い、ようやく実現した。
「くそオヤジ最後のひとふり=大阪市淀川区十三本町1-3-13」さん。
とにかくこのような店名、う~ん、どこから発想されたのか?
大阪超一流のジョークなんかいな?・・・と謎が深まるばかり。
こちらのお店は先日行った西中島南方の「人類みな麺類」さんの姉妹店ということらしい。
「人みな」さんも相当ジョークな店名だが、「くそオヤジ最後のひとふり」なんていう店名に比べたらずいぶん大人しい感じだ。
=貝のうまみが爆裂する、超絶品《あさりラーメン》をとくとご覧あれ!!=


↑ 3種類用意されているうちの一つ《あさりラーメン=750円》、トッピングで煮卵(50円)をつけてもらう。


↑ オプションの煮卵、白髪ネギ、アサリが8個ほど、ミディアムレアに仕上げられたチャーシュー2枚、それに驚くほど大ぶりな『姫竹』が「くそオヤジ」さん風の進化した装飾品の数々。

↑ 器の直径以上の長さのある『姫竹』。 強烈なまでの存在感は視覚だけでなく、しっかりと主役級である。 柔らかく、かつ、薄味ながらもアサリ風味のスープとのコンビネーションを崩さない程度の味付けですごくウマ~い。


↑左 用意されているメニューは、《あさりラーメン》《しじみラーメン》と《はまぐりラーメン》のすべて貝系3種類のみ。
《あさりラーメン》はその名の通り、《あさり》の風味が濃いめの醤油スープに驚くほどのうまみを醸し出している。 後味はほんのりと甘い・・・とにかくこんなの初めての経験。
うまみ・風味が一気に爆裂してしまう、超絶品だ!!
『ウマ~い』なんていうセリフは当たり前、でもそれ以上の表現の仕方が分からない。
↑右 店舗は高架道路の下、大きな店名を表示した暖簾がかかっているが、パッと見ただけでは「何屋さん」?か分からない。 店内は「人みな」さんと同じ、明るい木目調のカウンター席スタイル。 3人の男性でお店を切り盛りされているが、皆さんかなりのイケメン。

阪急・十三駅西口はこのような飲み屋、食堂がところ狭しと立ち並ぶ。「十三屋」さんはまだ午後1時というのにすでに超満員で皆さん晩酌(?)をやっている。
この通りを歩いて抜けたところに「くそオヤジ最後のひとふり」さんがある。
「人類みな麺類」さんがチャーシューが主役の醤油ラーメン最終進化形とすれば、「くそオヤジ」さんは貝(あさり、しじみ、はまぐり)主役の醤油ラーメンの最終進化形か?
もうここまでくると次のステップってどうなるんだろう? 何だか食べ終わってそんなことを考えてしまうくらいのインパクトがあった。