


浪速区日本橋といえば、電気屋街で有名だが、最近ではこの街も雰囲気がずいぶん変わって、アニメ専門店、メイドカフェやらメイド雀荘(?)なんていうのも出現して、地下鉄恵美須町駅から北へ向かう堺筋沿いも大手電気屋さんがこのような新手に浸食されつつある。
堺筋から1本西へ入った道路が通称「オタロード」と呼ばれて、《ひかりRail☆。》のようなおっさんが歩くのも気が引ける感じがする。秋葉原と同じような雰囲気・熱気が漂っている。
わたしが中高生の時には、この「オタロード」沿いにはオーディオ専門店などがところ狭しと並んでいて、なかなか一般的な電気屋では手に入りにくい高級オーディオが並んでいて、いつかはこんなのを買ってピンクフロイドとかサイモンとガーファンクルなどを聞いてみたいと憧れた。
今日のランチはこのオタロードから少し外れた電気屋さん街にある、
「ポミエ =大阪市浪速区日本橋5-17-20」さんの話題沸騰のカツ丼。
=この迫力ある、「カツ丼(並盛り)」(700円)の威力に暑さもぶっ飛びまっせぇ~=


よく下調べをしていったものだと思った、ポミエ(ちなみにポミエ=Pommier=は仏語でリンゴの木のこと)さんのカツ丼(並)。 しかもこれでご飯少なめなんです。
口コミではこの並盛りですら普通のカツ丼の大盛りサイズらしく、大盛りになるとメガトン級のサイズになると書いてあったので、最初から並のご飯少なめに。
注文を受けてからトンカツを揚げるらしく注文をして待つこと10分くらい。 わたしは開店直後の入店No.1だったが、あれよあれよという間に全てのテーブルがふさがる状況(11時30分くらい)。 お客さんは100%男性、近くの会社員とか大手電気店の従業員の方とか様々。しかし結局、店を後にするまで女子は現れず、完璧なまでの『男子校』状態。
木のプレートに大きな陶器の丼にカツ丼、味噌汁、お新香、お箸とお玉が揃えられて自分だけの領域という感じ。
「ポミエ」さんの名物と云われるカツ丼はとにかくそのボリュームに圧倒される。 これで並盛?と疑うくらいのボリューム。 ふわトロ卵に柔らかでジューシーな豚肉と衣が絶妙のハーモニーを醸し出す。 味付けは甘辛だけど全く嫌味な感じではなく、ふわトロ卵とトンカツに覆われた下部組織(ご飯)にしっくりと染み込んで、これは食が進む。
量が多いと何だか食べることが《やっつけ仕事》のような風になってくるが、ポミエさんのカツ丼はそんなことは全くあり得ない。
=半分ほど胃の中に収めて、下部組織の画像をパチリ!=

甘辛な出汁がじわ~っとご飯に染み込んでいて・・・、ううっ、これはうまい!!
=「ポミエ」さんのメニュー。 数々の定食類があって、さらには名物カツ丼に親子丼・・・、とこれはリピートせずにはいられない=


=店名の「リンゴの木」ではないけど、テーブルは木製、店内はブラウン系でまとめられたお洒落な雰囲気、確かに「男子校」なのでこれくらいのおしゃれ感は必要なのかも=

ざっと他のお客さんの注文を聞いているとカツ丼が60%、しかも並のご飯少ない目、その他は定食類という感じか。
しっかりと好きなモノを食べれるというのはこれ以上の贅沢は無い、「ポミエ」さんの絶品カツ丼を食べながら月に1回くらいはこれを食べる幸福感を味わってもいいのかも、と思ってしまった。