

昨年秋に大阪梅田の阪急百貨店が大改装を終えて新装オープンした。
目玉はいっぱいあるようだが、その中で食料品売り場(いわゆるデパ地下)の充実ぶり、広さともに特筆すべき『売り』であり、関西の各TV局で大いに宣伝を繰り広げていた。
人一倍、食いしん坊&新しいモノ好きな《ひかりRail☆。》はそのような番組をかなりチェックしていた。 「日本初の出店」などと謳われるとどうしても一度は!、という性格である。
その中でバトンドール(Baton d'or=黄金の棒=と訳すか)は非常に気になっていた。
http://www.glico.co.jp/batondor/
あるTV局で阪急デパ地下の超人気店でも最も空いている時間帯、というのがやっていて、この「バトンドール」は平日の午後2時~3時ということだったので、所用でしょっちゅう出かける梅田のこの時間帯に合った時に何度か挑戦してみたが、すごい行列で待ち時間1時間・・・なんてとんでもない状況ばかりであった。
ところが、大阪・なんばの高島屋大阪店にも出店しているということを聞いて、先週の金曜日にたまたまの通りすがりに寄ってみた。 待ち時間は10分


=まさしく黄金!、この何という高級感。=大阪高島屋・バトンドールショップにて=


5種類のコーティング(チョコ、ミルクチョコ、コーヒー、宇治抹茶・イチゴ)が施されて、1箱20本(4本入りの袋が5個入っている)で481円。
まあ微妙な価格設定。 阪急と高島屋でしか買えないという「希少価値」&「物珍しさ」から進物にも出来るけど、価格は張らない・・・とホント、微妙な設定。
時間的に行列で並んでいるのはほとんどが女性で、自分用はもちろん、進物用、また贈答用などかなりの量を買い込む、従ってそれに対応する店員さんが2名ということもあり非常に時間がかかる。高島屋の場合は20分ほどだったが、客1人におおよそ4-5分かかるという感じ。
=さてさて、黄金の棒、いかなるものか??=


外装パッケージからは、全く「ポッキー」の面影、雰囲気は無し。
緩いカーブを施した箱そのものはお洒落で、イタリア製家具のような感じ。 あくまでも高級感を全面的に押し出している。
一応、全種類を買い求めたが、そのうちチョコとコーヒーコーティングを試しに。
なるほど、ポッキーより太い目、そしてコーティングが分厚い。
お味、なるほど、ポッキーよりセレブ感を味わえる、「棒」部分はバター味が効いているし、コーティングは大人向けの上品な味がする。
これは「ポッキーの高級版」という先入観を伴って食べると「されどポッキー」になる。
一方で先入観無しで食べると、「あっ、なかなかいけるやん!」となるかも知れない。
6月にコーティング無しの新製品まで出るようだ、でもねぇ、すでに「高級版」の先入観を持ってしまった以上、どうなんだろう、やっぱり「されど・・・」にしかならないか。