音譜ナイフとフォークラブラブ
 ここのところ、鉄ファンの話題ばっかりで、そう言えば食いしん坊の方を忘れていたなぁ、と。
久しぶりに美味しいお店に出会ったので今回はナイフとフォークの話題。

 「Bistro」というと《Bistro SMAP》をすぐに思い浮かべてしまう。
レストランほど気取らないが、とびっきりの美味しいモノをリーズナブルなお値段で提供してくれる「食堂」とでも訳せばいいのだろうか?、そういう感覚であると思う。

 本場フランスにはちょっと気取ったレストラン、気軽なレストラン=Bistro、と様々な選択がある。
しかし本格的なレストランと銘打ったところより更に洗練された飛びっきり美味い料理を供してくれるBistroも数多くあった。
 心斎橋から程近い、でもちょっと奥まった路地に佇む隠れ家的な「Bistro du Scarabee」で《飛びっきり》に出会うことが出来た。

 ビルの2階、こぢんまりとしたカウンターのみの内装、イケメンのシェフが一人で切り盛りしている。

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  ↑ Scarabee《スカラベ》とは昆虫の名前だそうだ。ファーブルの「昆虫記」にも出てくるらしい。
  ↑ 店内に掲げられた手書きのメニューにはずらりと本場フランスの香りがプンプンするような一品が並ぶ。特注のお料理もリクエスト可能。

  さて、あれこれと迷った挙げ句、奥さんとわたしが選んだのは・・・

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  ↑ ラタトゥイユがたっぷり入ったオムレツ(800円)、ふわふわオムレツに南仏の香りがたっぷりのラタトゥイユが包まれていて、口に含んだ瞬間、ああ~フランス!、そんな感じだ。

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  ↑ 生ハムとレンズ豆のサラダ(1,000円)。日本ではあまり一般的ではないレンズ豆がふんだんに使われていて酸味の利いたドレッシングと相性は抜群だ。

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  ↑ 左 : 子羊のロースト。肉の柔らかさ、焼き加減・・・もう文句なしの美味しさ。肉厚があるので子羊の風味と食感が特に際立つ。一般的なのと比べると倍くらいの厚みがあって満足度も200%。
  ↑ 右 : 仏・アルザスの名物・シュークルット。酢漬けキャベツに自家製ロースハム、ソーセージ、フォワのクネルが添えられている(2,000円)。 粒マスタードでアクセントを付ければいくらでも食べれる。 仏駐在時代の懐かしい味が蘇った。

 2人でシェアしたがかなりのボリュームもあって満足過ぎるくらい、でも・・・、気になるメニューがあってついつい注文してしまったのが・・・
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  ↑ ポテトのニョッキ、青カビチーズソース。
  これまで追加で「注文して良かった」と思ったお料理は少ないが、これはまさに!
青カビチーズソースの味付けが最高アップビックリマーク、ニョッキと厚切りベーコンと絡ませて食べるともう言葉は出ません!

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  ↑左 : 濃厚チョコケーキ(Gateau du chocolat)、キャラメルアイス添え
  ↑右 : ピスタチオのクレームブリュレ
 きっちりとデザートまで完食!!、エスプレッソも本格的な濃厚なのを提供してくれてもう言うこと無し。

  まさに隠れ家、しかし多くの常連さんがおられるようで。
オーナーシェフには悪いかも知れないけどあまり他人には教えたくない、教えるのがもったいない、そんな感じだ。
  次回は是非とも、シェフにお任せコースを味わってみたい。何が出てくるか?という楽しみでワクワクしてしまうのは間違いない。