



「乗り鉄」Projectのその「4」はジグザグコース。
そもそもこの「4」番目のプロジェクトは、上越・長野新幹線を乗り尽くそうと考えていた。
ところが時刻表を眺めていて1999年12月まで大阪・高山(飛騨古川)間を結んでいた急行「たかやま」のことをふと思い出した。
キハ58系で運転されていたオリジナル仕様の気動車急行だ。
ちょうどこの頃、わたしは京都勤務だったのですし詰めのような混み方の新快速に乗るのがイヤで「たかやま」を利用していた。大阪発が8時ちょっと前で喫煙車両もあり530円の急行料金でゆったりと30分あまりの贅沢な時間を味わえるからだ。
架線下を岐阜まで走行する急行「たかやま」はとっても力強く感じたものだった。
そして運転最終日には朝の通勤時、夜の帰宅時の両方とも大阪・京都間を乗車した。
今、東海道本線の大阪・名古屋《岐阜》間走る優等列車は、「たかやま」から置き換わった「ワイドビュー・ひだ」と長野まで結ぶ「ワイドビュー・しなの」それに寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」だけ。(湖西線へ入るサンダーバード、関空特急・はるかは除く)
新幹線ならたったの40分あまりで到達できる名古屋だが、「ワイドビュー・しなの」で長野まで乗り通すのも悪くないと考えて以下のコースを辿ってみたいと思った。
①大阪→長野 : ワイドビュー・しなの
②長野→高崎 : あさま
③高崎→越後湯沢 : MAXたにがわ
④越後湯沢→金沢 : はくたか
⑤金沢→大阪 : サンダーバード


↑ スタートは「ワイドビューしなの」383系で長野まで乗り通す。東海道新幹線では乗り慣れた名古屋までの区間を在来線で辿るのも悪くはない。 出来れば奮発してグリーン車にしたいところだ。


↑左 : 長野→高崎は長野新幹線「あさま」E2系に乗車。未踏破の新幹線なので楽しみだ。
↑右 : 高崎→越後湯沢間は「MAXたにがわ」E4系。以前にE4系は東北新幹線で乗車済みだが愛らしい車体スタイルが好きだ。 新清水トンネルを一気に駆け上がっていく新幹線の力を感じてみたい。


↑左 : プロジェクト「4」のハイライトは、越後湯沢からの特急「はくたか」。北越急行ほくほく線は魅力満載の路線で、在来線最高スピード・160kmで駆け抜ける「はくたか」は関東方面から北陸への幹線になっている。 しかし北陸新幹線が金沢方面へ延伸したらこの存在はどうなるのだろうか?という危惧、そしてエールを送るためにも是非、乗車してみたい。
また、PS「電車でGO!」でもほくほく線が運転でき、わたしの特にお気に入りの路線でもある。
↑右 : 大阪への最終ランナーは681系「サンダーバード」。「雷鳥」が引退した今では北陸本線のスター。 もう何度も乗車しているが乗り心地、スピードなど在来線特急列車の中でも真の「特急」と言える堂々とした風格をもった列車だ。
ジグザグコースを辿って総・乗り鉄距離、1,150km、様々なハイライトを満載したこのコースは私的には最もワクワクするコースになってしまった。