ラブラブ新幹線ラブラブ
 ようやく・・・というか思い立ったが吉日、そんな感じか、週末にJR時刻表4月号を眺めていて「九州新幹線に乗りたいな」という思いが大きく膨らんでしまった。
 そうなるといてもたってもいられなくなってしまい、あれこれと迷いながらスケジュールを立ててしまった。この時間もまた楽しいものだ。

 そういえば、今から30年程前、会社の先輩から誘われて西鹿児島(当時)まで個室寝台車に乗りに行こうと決めた時もそうだった、ような記憶がある。
まだ新妻であった今の奥さん(って当たり前です)を残し、金曜日の夜に京都駅から西鹿児島へ向かう寝台特急「はやぶさ」に乗車して終着まで走破、駅前のビジネスホテルに宿泊し、翌朝特急「にちりん」で日豊本線を乗り尽くして小倉から2階建て100系ひかり号で新大阪まで舞い戻るという乗り鉄にはたまらない休日を過ごした。
 当時の「はやぶさ」は食堂車こそ熊本で切り離されるが、個室A寝台車は終着・西鹿児島まで連結されていて、熊本以南の鹿児島本線はローカル然として有明海を右手に見ながら午後の気怠い時間をのんびりしたスピードで走った。まだまだ新幹線の工事すら始まっていない時代だった。
 また、10年程前、出張で鹿児島方面へ行くことになったが、日帰りという強行日程だったため、往路は仕方なく飛行機利用だったが、帰路だけでもせめて鉄路利用で、と決め周りが反対するのを押し切って、川内→博多を「つばめ」、博多から500系のぞみに乗り継いで帰阪した。
 特急「つばめ」にはビュッフェ車が連結されていて斬新な車内インテリアに驚いた。夕暮れの有明海は美しい風景を車窓に展開してくれたし、また山側には九州新幹線の高架橋などの工事が着々と進められていた。

 さて、初乗車だが、行程は
新大阪→博多 : 700系「ひかりレールスター」 (今では珍しい「喫煙車両」が連結されている)
博多→新八代 : 800系「つばめ」
新八代→人吉 : 特急「くまがわ」 (ここから新幹線を逸れて肥薩線に乗車)
人吉→吉松 : 観光列車「いさぶろう」
吉松→鹿児島中央 : 特急「はやとの風」
鹿児島中央→新大阪 : N700系「みずほ」
 と色とりどりの優等列車車両を乗り継ぐ、日帰り約17時間の行程だ。肥薩線はいまでは珍しいループ線やスイッチバックといった線路形態を経験できる、ということで是非とも乗車してみたい路線だったし、「いさぶろう」に「はやとの風」はJR九州の自信作車両でもあるので・・・と鉄ファン心をくすぐることも大きな理由だ。

 ということで取り敢えずは指定券だけは押さえておきたかった。一応全列車とも窓側席希望だったが、「はやとの風」だけは通路側しか空いていなかった。まあ展望スペースもあることだしそれはそれで仕方ないか。
 いずれここに全行程の詳細をアップUPする予定です。

  Japanese常在日記  
  ↑ 乗車券 : 往路は、新大阪→新八代→(肥薩線)人吉・吉松・隼人→(日豊本線)→鹿児島中央→(九州新幹線)→新八代 の一筆書きパターン。

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  ↑ 特急券・指定券。 こうして並べてみると6種類の優等列車を乗り継ぐんだ、という何かしら感動を覚えてしまう。