


最終章もいよいよトリに近づいてきた。
12月31日大晦日、NHK紅白歌合戦の白組のトリを飾るのは「北島三郎さん」って言う感じか?
このノリで今回は2年2ヶ月余り、ダラスで単身生活を送っていく中で「大変お世話になりました

ひかりRail☆。が「大変お世話になりました」ところは全て着任した後任者にちゃんと引継をしたスポットばかりのいわゆる「Good Address」編のような感じだ。
その1 : ダラスからヒューストンまで伸びているHWY I-45沿いのEnnisという街にあるBBQ House
「Bubba's BBQ」
元々、BBQはそのソースが甘くて何となく私自身は遠ざけていたジャンルであったが、ここの手作りBBQはスモークされた肉類の香りがとっても香ばしく、ソース自体も「みたらし団子」風ではないところがお気に入りで、こちら方面へ出かける時には大変お世話になったレストランだ。

↑ 本日のランチメニュー、ビーフBBQプレート(約8.50ドル)。サイドメニューが10種類以上もあってそれぞれの好みで選べるところが良い。ポテトサラダはまさに手作り風で米国風お母さんの味って感じか?
その2 : Las Colinas Country Clubのグリルで味わえる、Rib Eye French Dip Sandwich。
ここのゴルフコース、難易度が高く、いつも悩まされ、そして大きなショックを受けるところだが、土曜日とか日曜日の昼前に練習場に行って、100-200球ほど打ち込んだ後のランチによく利用した。
お値段も手頃でしかも本格的なメニューが並んでいるがその中でもメンバーのお気に入り、お勧めメニューの一つがこのフレンチ・ディップサンドイッチ。


↑左 : 1964年オープンのメンバークラブ・Las Colinas Country Clubの正面玄関。大きなそして重い木製扉を開けると、クラシックな内装のクラブハウスが。
↑右 : これがフレンチディップサンド。ふんだんにRib Eyeが挟み込まれたサンド。肉汁に浸して食する。これが何とも言えないくらい軽くって一度食べると病みつきになってしまうほど。
その3 : 何と言っても大きなお助けマンだった「Super H-Mart」。
ここはありとあらゆる食材が手に入り、日本食料品の品揃えも恐らくダラスでNo.1だと思う。
薄切り肉、ショウガ焼きにピッタリの黒豚のスライス、海鮮丼用の刺身盛り合わせ・・・もうお世話になったお気に入りの食材は枚挙にいとまがないくらいだ。
そして、H-Martに隣接した、韓国料理店「Tofu」。
ここの思い出は、一昨年の冬、気温40度、15mphの風が吹いて体感気温は恐らく35度くらい(摂氏1-2度)。そういった過酷な条件下でラウンドしたのがIndian Creek G/Cだった。
クラブハウスの受付で「今日、ラウンドするの?」とまで呆れかえられた極寒の日。確かにラウンドしているのはわたしたちのパーティとあとは韓国人のパーティくらいだった。
あまりの寒さに震えて飛び込んだのがこの「Tofu」というお店。ここで豆腐チゲを喉に流し込んだ時にやっと「生き返った



↑左 : 大変お世話になったSuper H-Mart。
↑右 : 「Tofu」の外観。ここの有難味は一生忘れません!!


↑左 : この数種類が供される「あて」はどれもこれも注文を待っている間に思わずつまんでしまう。
↑右 : 韓国風おこげ、とでも言うのであろうか。これにピリ辛・激辛の豆腐チゲとのコンビネーションは最高のご馳走かも。

↑ 牡蠣入りの豆腐チゲ。ぐつぐつと沸き立った鉄鍋でサービスされる。寒い時はもちろん、暑い時の食欲がない場合でもこれは抵抗無く口に運べる。これが8ドルくらいで食べれるのは大きな幸福感を味わうことができるお勧めの一品。
その4 : いろんな批評がわたしの周りで飛び交っていたがそんなの何処吹く風、ちょっと気取って「貞庵」のおそばを食べに行こう、ってそんな感じでお世話になった。


↑左 : 日替わりのお勧めメニューだけでもこんなに豊富。どれにしようか?と迷いに迷ってしまう。
↑右 : この日のお勧め中のお勧め、「レバ刺し」とっても新鮮なレバーを特別秘伝のタレで絡めてあってレバーのイヤな匂いとかは全く感じられなかった。


↑ このお皿の数々を見て、ここが日本から10,000kmも離れたダラスで、ってちょっと信じがたい感じがするのはわたしだけか? 椎茸のゆずポン酢風味は上品な味付け。黒豚のソーセージはあっさりと、でもジューシーな味わいを楽しめる。


↑左 : 米人には受け入れられない「カマ」、本日はハマチのカマの焼き物。脂が乗っていて塩味も程よくて文句なし!
↑右 : わたしのお気に入り、鴨のつけ蕎麦。ついついもう一枚、追加を、なんてそんな感じだ。
その5 : 「お世話になりました」編のトリは現在、人気急上昇中のIrving「花木=Hanaki」
これほどまでに一気にブレークしたお店は珍しく、ランチタイムは90%の確立で入れないほどの集客ぶり。なるほど、味・ボリューム、そしてお値段、この三拍子が揃っていれば口コミが口コミを、ってなるわなぁ・・・。

↑ サクッとした軽い揚げあがりの鶏の唐揚げ(5ドル程度)。 サクサク、あつあつ、しかも米国の鶏肉の特徴であるパサパサ感は全くない。


↑2枚とも : 12.50ドルという驚くべき価格設定のちらし重。食べきれないくらいのお刺身がふんだんに。わたしはここの酢飯の優しい味付けが大好き。
この5つの最も「お世話になったお店」はわたしのダラスでの生活を更に印象深いモノとしていつまでも心に残るものであると断言できる。
いよいよ「最終章」もあと1-2回(おそらく1回か?)で終了予定、この「アメリカン駐在日記」も存在感がゼロとなってしまうのは必然的だ。
いずれにしてももう「ネタ」切れになったのは確か、そんな訳で紅白の紅組「おおトリ」は何にしようか?と引越荷物に囲まれて思案中のひかりRail☆。なんです~。