随分長い期間、ブログの更新が出来ず放置したままの状態だった。
こんな何もない単身赴任生活のブログ、でもいろんな方にご心配をおかけしていたようで本当にごめんなさいショック!

最後のブログを綴ってから約3ヶ月間、この間にはいろんなことがありすぎていちいち思い出すことも出来ないくらい。

しかし↑のタイトル通り、このブログも最終章となる。
理由は明快、約2年2ヶ月住み慣れたダラスを離れ、日本に帰国することが急遽決まった。
あまりにも急なことだったのでまだ何の心の準備も出来ていない、というのが本当のところである。
一口に「単身赴任生活」と言ってもそれぞれいろんな事情があるから「単身」を強いられる訳で、やっぱり強がりを言っていても家族はかけがえのない財産、一緒に住んでこそのものだ。

特に海外は(以前に駐在していた仏国でもそうだった)「カップル社会」「ファミリー社会」が日本以上に意識させられる。
食事をするにも、ショッピングするにも家族、カップルという集合体で成り立つ。年間イベントにしてもそうだ、特にThanks GivingからX'mas、New Yearの時期は単身にとってとっても「辛い」期間である。
以前、ちょっとしたパーティに行く機会があったけど、そう言う場は「単身」にとっては地獄と言えば言い過ぎかもしれないけどそんな感じである。
こちらは(むろん、相手はそんなこと思ってもいないだろうが・・・)日本にいる家族のことで気がかりなことがあるのにパーティなんかではしゃいで、なんてわたしはそんな寛容な人間ではない。

そう言った2年間の単身生活ではあったけど、周りの(特に同じオフィスの日本人駐在員夫婦)人にはとっても親切にしてもらって、いろんなところに一緒に行ったり、ゴルフしたりと今から思えば「楽しいことばっかり」だったアメリカン駐在だったようにも思う。

とにかく帰国が決まった今、残り少ない日々をこれまで以上に充実させて過ごしたい。
25年前にパリで1年間生活した時は帰国便に搭乗してパリ・シャルル・ド・ゴール空港を離陸する時、何故か涙が溢れて仕方なかった。
1997年に7年間生活した仏・アルザス駐在時代も空港を離陸して住み慣れた土地が眼下に広がっているのを眺めてやはり涙が溢れてしまった。

今回はどうなのだろう?、それは「その日」、「その瞬間」まで分からない。
でもこのちょっと短すぎる年月だけどやはり同じ感傷に浸る可能性はゼロではないと思う。

・・・ということでこれからダラスを離れる日まで時間の許す限り、「アメリカン駐在」の回顧録を綴っていきたい。

来週には引越用のカートンなどが届く予定だ。 またまた「引越」かぁ、とちょっと気分が重いけどこうなったら出来る限り(仕事はもちろんだけど)ダラス生活を楽しみたいと思っている。