音譜ナイフとフォークラブラブ
 ダラスに赴任してからまだ3-4回しか行ったことのないFortworthの街、久しぶりに所用で出かけることになったので、帰りにちょっと寄り道して束の間の「観光客」をやってきた。
・・・と言ってもたばこを吸いたくなったのでちょっとどこかへ車を止めるか、という程度だが。目
 休憩先はちょうど帰り道途中の「観光名所」Stockyard。

 ここはまさに「西部」の街という雰囲気を持ったところでいつも観光客が多いところだ。
平日の昼下がり、というのに観光客があちらこちらで散歩したりしている。
 このStockyard、名前のごとくもともとは物資をストックしたところっていう感じ。
 今でもロデオが開催されたりするし、ここでの「正装」はテンガロンハットにウエスタンブーツ、それにハーレーのバイク・・・これが定番のような気がするし、ジョン・ウェインとかが今にも現れそうなそんな雰囲気を持っている。
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  ↑左 : Stockyardのメインストリート、まさに西部劇のセットのようなところ
  ↑右 : 左の緑の庇がヒッコリーで焼くステーキハウス「H3」。上はホテルになっていて雰囲気のある上質のホテルだそうだ。

 わたしは行ったことがないがこのStockyardにとんでもない娯楽場があると聞いたのでちょっと前まで行ってみた。
 「Billy Bob」っていうカントリーミュージックホール。とてつもなく大きなホールで毎夜、カントリー中心のコンサートが催されている。
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 カントリーと言えば、ジョン・デンバーくらいしか知らないけど、ここ「Billy Bob」で本場のカントリーを聞いてみるもの良いかも知れない。 一度、こちらにいる間に是非、訪れてみたい。

 さて~と、そう言えば米国に来てから「豚肉」を食ったことがないな~なんてことにふと気づいた。
 仕事帰りに青梗菜を買おうとH-MARTに立ち寄った。
 いつもは振り向きもしない、「豚肉」コーナー。大概は横の「牛肉コーナー」かその向かいの「鮮魚」コーナーだけど、今日は何かしら、豚さんが「わたしにも一回くらいは振り向いてよドキドキ」とラブコールを送ってくるのだった。
 そのラブコール、オーラの先に美味しそうなバラ肉の切れ身が売られている。
 そっかぁ、こいつが振り向いてよラブラブ、ってオーラを放っていたのだった。
 それほどまでにラブコールを送ってくれているならやはり「優しい」わたしはそれを無視するわけにはいかない、でまあ「外れ」でもいいかと思って自宅に連れて帰ることにした。
 そうだ!!目、ショウガ焼きにしてやろうとこの美人のバラ肉を買ったついでに焼き肉のタレも同時購入。
 さっそく夕食に作ってみた、米国で初めて食べる「豚肉」だ。
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 豚肉に焼き肉のタレをかけて冷蔵庫で30分ほど寝かし、フライパンで焼く。
 漬けタレにショウガを混ぜて、片面がカリッと焼き上がったところにタレとネギを入れてさらにもう一方を焼く・・・、香ばしい良い匂いだし、程よく脂身が混ざったバラ肉はめちゃくちゃ柔らかくあっさりしていた。 これはなかなかいけるなぁ音譜OK、ということで明日のお弁当にもこいつを流用することにした。

 牛肉が安いのでこれまでは牛一辺倒だったわたし、でも豚もなかなかだ。
 やはり「美人が放つオーラ」は間違いないし、それを裏切ったら大きな逆襲に遭いそうな気がする。