




わたしが鉄道ファンになって○○年、可愛い(?)幼稚園児の頃に時刻表を読み出し、今でもしっかりとした愛読書になっていることはちょっと以前に記した。
この趣味から地理が自分で言うのもヘンだけど大大得意科目となって入試とかで大きな恩恵を得た。
当時、国立大は1期校、2期校と分かれていて(歳がバレるなあ

そう言った経験から時刻表と出会って少しは役に立った、ということか

こちらへ単身赴任が決まって、引越荷物にまず真っ先に入れたのが「鉄道模型」と「時刻表」だった。
恐らく独り身で退屈する時間を予想してのことだった。
鉄道模型は駐仏時代にHOゲージに出会った。それまではTOMYのNゲージ専門だった、というか日本の狭い住居ではNゲージですら広げる空間を見つけるのは大変

仏で住居から徒歩で3分くらいのところにあった模型屋さん(鉄道模型専門店)へ当時2-3歳だった息子を連れて散歩に行くのが楽しみの一つだった。
こつこつと買い集めて最終的には横13m x 縦9mの複々線のレイアウトが出来るようになったが、線路を繋げるだけで2-3時間、後片づけで同じ時間かかるものだから相当な暇な時間でないと出来ない。
米国で単身だったら土曜日曜の休みにでも出来るかな?なんて思ったモノだ。
欧州は国境が陸繋がりなので、どこへ行くにも鉄道利用という選択肢があり、またフランスからだと、イタリア、スペイン、ポルトガル、ドイツ、スイス、はたまたポーランドなどへも鉄道利用できる。Thomas Cookの時刻表も日本で入手出来るし・・・と欧州は鉄道ファンにとっては最高のところだ。
ところが米国になるともう車



しか~し、オフィスにいる総務担当のおばさんがわたしのところにやってきて「今度、娘がAMTRAKでシカゴへ行くのよ、ちょっと月曜日の午後、駅まで送りに行って来るので昼食時間をずらさせてね。」てなことを言ってきた。
「待てよ、AMTRAK、しかも駅まで送りに行く

何と毎日ダラスからシカゴまでAMTRAK「TEXAS EAGLE号」というのが走っているとのこと。
わたしは「駅で時刻表とか何でもいいから『AMTRAK』の資料を貰うか買ってきて




↑右 : 無料で駅に置いてある「AMTRAK」の時刻表一覧、旅行ガイド、それと「TEXAS EAGLE」専用の時刻表
↑左 : 「TEXAS EAGLE号」の時刻表、列車設備、細かな各駅の到着・出発時間、それと途中の車窓の見所などがびっちりと綴られている


↑左 : 「TEXAS EAGLE号」の路線図
↑右 : 「AMTRAK」全列車が細かく掲載されている案内パンフ、ちょっとした旅行ガイドより完結にまとめられていて、これが無料!なんて信じられないくらいの内容だ。
確かに航空機だとダラスからシカゴまでたったの2時間のところを丸24時間かけてシカゴまで走るから時間と競争する人には不向きだ。 しかし毎日バタバタと時間に追われ、コンピュータに管理されている(と思われる)この世の中、たまには趣味の時間としてゆったりと「AMTRAK」の寝台車でちょっと贅沢な時間を過ごしてみたい、と思わなくもない。
とにかく完璧に諦めていた米国鉄道の旅、結構、身近なところで楽しめるチャンスが出来たという収穫はとっても大きい
