

この歳になって身体のどこにも異常が無い、というのは不思議だ。
毎年、健康診断を会社で受けてどこか問題が出て、大騒ぎする人が必ずいるが、いつもそう言う人には「40歳過ぎるとどこかに問題があっても不思議じゃないからねぇ・・・」と言ってしまう。
かく言う、私ももちろん

米国にやってきて一番最初にやったことの一つに「かかりつけのHome Doctor」を見つけることだった。
日本で服用している薬の明細を英語で書いて貰ってそれを見せる、そして定期的(と言っても1ヶ月に1度だが)に通院することを励行している。
まあ、でもやっぱりこちらで通院することは「言葉の壁」が常に大きく、電子辞書は一応、持参することにしているし、どうしても、と言う時には会社の米人に一緒に行って貰うこともたま~にだけどある。
歯医者嫌いはもう数十年前に遡る。何かしらもの凄く痛かったのをうっすらと覚えていて、それ以来、歯医者には相当な状況になるまで通うことをためらった。
しか~し、先日、下前歯の歯茎のところがちょっと腫れて食事する時に支障を感じたので、放っておくと厄介になりそうな予感があったので、日本語が通じる歯科医院に重い足を運んだ。
歯茎全体の掃除をやって貰って痛みはすぐに引いた。でも定期的に通院しないといけない、っていうか歯はちゃんと定期的に診て貰って歯垢などを取って貰った方が良いし、ちょっと治療は痛いけど大事に至らないように予防治療的なことはこの際に是非、と歯医者嫌いを拭い去ることにした。
歯医者で勧められたのが毎日ちゃんと手入れすること、ということでお勧めの電動歯ブラシを買った。
もともとこれは欲しかったものだし、この際にちゃんと・・・ということもあったので。

最初はブーンと音がして微妙に振動するこいつにちょっと手こずった、というより何だか磨いている気がしないというか、とにかく何かヘンな感じがした。
しかし歯自体がツルツルになるし、最近ではこの感触がクセになってしまって、オフィスに置いてあるランチ後の歯磨きもこいつを使った方がいいと思うようになった。慣れるとすごくいい感じなのだ。
幸いにも電動の本体部分が2つ、それと替えのブラシ部分が4つでセットになっているのでオフィスに置いておこうと思っている。
病気ってのは患ってみて、初めてあの時ちゃんと早い目に医者に行っておけば良かった、と後悔することが多い。今度こそはこの後悔先に立たず、を肝に銘じてちゃんと定期的に通うことに決めた。
