


何か、久~~しぶりのブログ、と思ったらもう、「明けましておめでとうございます!」と新たな年を迎えてしまった。思い起こせば最終にブログを書き込んだのが10月のNFL観戦記だった。あれからすでに3ヶ月もサボってしまったことになる。
この間、あまりにもいろいろとありすぎて結局はブログネタには欠かすことがなかったものの、書き込む時間がなかった、大いに反省。
新たな2009年、米国で単身生活を始めてすでに9ヶ月・・・、これからはまたここに出来る限りの米国生活を綴っていきたいと思う。
さて、久しぶりのブログ、う~ん、復活記念(?)の話題は何が良いか、と考えた挙げ句、やはり今、全米中が熱くなっている話題、そう、ひつこく(しつこくっていうのが正解か?)NFL(フットボール)の話題を選んでしまった。
先週の土曜日からプレイオフが始まり、今週末もまた楽しみな4試合があり、来週末にはリーグチャンピオンが決定、2月1日(日)のSuper Bowlでその幕を閉じる。
私が住む街のフットボールチーム・Dallas Cowboysは最後まで盛り上げてくれたにもかかわらず、終盤の大事な大事な2試合を落としてしまって(しかも最終戦・Philadelphia Eaglesとのプレイオフ進出をかけた最重要ゲームは見るも無惨な惨敗)プレイオフ進出は出来ず、シーズン16試合でThe Endだった。




Cowboysは残念な悔しい結果となってしまったが、思いがけない、そして2度と経験できないであろう試合観戦を経験した。
最初はこのお誘いを受けた時には「ウソでしょ~」「宝くじに当たったの?」的な印象であった。
それは試合を何と!一般では絶対に入れない特別な場所「ラグジュアリースイート」で観戦出来るということである。
しかも天王山、リーグ首位を突っ走る「New York Giants」との一戦である。Texas Stadiumが今年で最後、そのラス前2戦目のとてもとても貴重な試合・・・、それはそれは、とホント、超ありがたくオファーをお受けさせて頂いた!!
このスイート、何がすごいってとにかくホントにホント、アメリカ的なスケールの壮大さ、である。
スタジアムの観戦席のちょうど真ん中のガラス張りのところにそのスイートが並んでいる。
まるでホテルのような雰囲気。まず駐車場からして、真っ正面のほんの数メートル歩けば入り口に着く、といったまさにVip Parkingに車を駐車するところから「スイート」の招待が始まる。
もちろんスタジアムへの入り口も「一般」とは全く違った特別エントリー、「一般」なら厳しい持ち物検査も無し、「一般」なら階段を駆け上って自分の席にたどり着くということになるが、入り口を入るとエスカレータが待ち受け、それに乗って上がっていく。
着いたところが、何と!スタジアム全体を見渡せる全面ガラス張りのレストランにたどり着く。
メニューはもちろんビュッフェ形式であるがどれを食べようか?と迷ってしまうほどのいろんな料理がところ狭しと並べられている。「一般」ならホットドッグ、ハンバーガーにポテトチップ、飲み物をえっちらおっちらと買って・・・というのとは全く違う。試合開始までゆったりと食事をして今日のゲームの予想をするなんてなかなかの気分である。
スイートルームは権利を買って(どうもウン千万円するらしい)、そこをオーナーの好みの内装に仕上げる形らしく、年間維持費だけでも相当な出費を覚悟しなくてはならない、その辺は「一般」には完璧に門戸を閉じた特別過ぎる空間、まあ、ちょっと別荘へ行ってフットボールの試合を観戦してくるわ、的な感覚か?
試合観戦、ライブ感覚としては「一般」で「わぁわぁ、きゃーきゃー」とやるのがやはり面白い、でもこのスイートから見下ろして(一般席を)観戦するのはまた違った感覚、っていうか現実離れした夢物語のよう。
NY Giantsとの肝心な一戦は見事、Cowboysの勝利に終わった、が、試合そのものよりこのスイートでの観戦はアメリカ的な他は全く寄せ付けない圧倒的なスケールの壮大さをしみじみと、しかも衝撃的に私の気持ちに襲いかかってきてしまった。
このような全くの別世界の空間、来シーズンからの新スタジアムでも売り出されているらしい、それこそ宝くじ(3億円)が当たると買うか?って聞かれると個人的には「う~ん、考えさせて」と即答はしないだろう、って言っている私自身、やっぱり「スイート」は全くの別世界に存在するモノなのである。