

まだまだ試合開始まで1時間半ほどある。しかしすでに両チームの選手が練習を始めており今日の試合はどんなのになるのか、なんていろいろと話しをしながら雰囲気を味わうのもなかなか良いモノだ。
Texas Studiumは私の住まいから車で5分くらいのホント、目と鼻の先にある。高速道路の間近にあって、Down Townへ行く時には必ずスタジアムが目に飛び込んでくる。とにかく巨大なフットボール専用の競技場。
NFLの試合は各チームが週に1試合だけ行うが、日曜の午後、日曜の夜、それと何かすごく特別な意味合いがある(気がする)月曜の夜(Monday Night)の3種類のパターンがある。
CowboysはTexas Studiumでその特別なMonday Night Gameはすでに終わってしまったが、ちょうど我が家の先にあるスタジアムなので、帰宅時に観戦に向かうファンの車の大渋滞に巻き込まれてしまってほんの2-3分の高速が約30分ほど抜けるのにかかってしまった。でも「我がCowboysのため」ならそんな渋滞も気にならない、逆に試合に駆けつけるファンを羨ましく思ったモノだ。 それが今回は自分がその「逆」の立場にいる。試合開始1時間前にもなるとゾクゾクと大きなスタジアムの席が埋まり始めて否応なしに気分が盛り上がってくる。
Texas Studiumは真ん中だけが開放されている半クローズドタイプのフットボール場であり、今シーズンを最後にMLB・テキサスレンジャーズの本拠があるアーリントンという場所に移転する。
新スタジアムは完全開閉式の最新式であり、約10万人の観客を収容でき、2010年のスーパーボウルはここで開催される。



さて、いよいよ試合開始、まずはAwayのBengals(シンシナチ)の選手が続々とCowboysファンの「ブーイング」の嵐の中登場、Home TeamのCowboysの選手はこれもCowboysチームと同じくらい有名なCheer Leaderたちに迎えられて登場・・・、スタジアムの雰囲気は最高潮に達する。
とにかく関取クラスの体格のある選手が防具をつけてぶつかり合うNFLだから迫力は満点。
CowboysにはエースQB・Romo選手を始め、数々のスーパースターが集う強豪チーム。負けるわけがない、とファンは誰もが思っていたが意外と苦戦、4Qで決勝のTDを決めて辛うじて勝った。この4QのTDが無ければ逆転されていたかもしれない、薄氷を踏むようなクロスゲームだった。
とにかく夢にまで見たNFL、しかもCowboysの生試合観戦、迫力とかそう言ったものは当たり前の印象であるが、私はここにもまたひつこいくらいの「アメリカの壮大さ、雄大さ」をひしひしと感じてしまうのであった。
12月のシーズン終了間際に同じNFC-Northリーグで昨年のスーパーボウル・チャンピオンであるNY Giantsとの天王山決戦がある、その翌週にはBaltimore RavensとのTexas Studiumでの最後の試合もある。
う~ん、どっちも見に行きたい、いやどちらかだけでも行きたい・・・、とまたダメもとで会社の米人にすでにチケット入手を頼んでしまった次第である。