

今回はどうしても是非とも「TOTO」さん、「INA」さんには真剣に考えていただきたい!と思いまして・・・。
トイレの話題だぁ~。
本当に何でもある国、便利の良い国・・・と絶賛(?)してきたのであるが不思議にこの米国に無いモノがある。
そう、あの日本で使い慣れた「温水洗浄トイレ」、固有名詞(超有名メーカーの商品名)は使えないのでちょっと苦しいけど、そう、温水シャワーで洗ってくれる、あれ!です。
日本では10年以上前からほんと、当たり前に使っていてすごく気持ちのいいものである。最近ではどんなにちっぽけなビジネスホテルでも必ずと言っていいほど装備されている。
レストランでも必ず、トイレにはこの便器が標準で備わっている。最近ではなんか便器に監視されているかの如く、便器の前に立つと勝手に蓋が開いてしまうもう優れものを超越したものまで出回ってきている。
このオートマ便器、確か私は「とある」イタリアンレストランで初めて出会った。
食事が終わって(このレストランは大阪ではかなり有名なところで料理も雰囲気も最高クラス)、トイレに入り、便器の前に立つと、かすかなモーター音がして、勝手に蓋が開いた。ただし「小」の方だったので便座はそのままの状態、さすがにこれは手動で便座を引き上げ、用を足した。
さて、水を流そうとあちこち例のレバーを捜したがどこにもない!、えっ、どうするんや?とちょっと戸惑ってしまった。
狼狽えているうちに便器から少し離れると勝手に水がドッと流れだした。うん、ここまでオートマなんか・・・、凄いヤツやねぇ、と感心している間に今度は勝手に蓋が閉じてしまう。
ほんと、これは衝撃、なにもここまでオートマにする必要がないのに・・・と思ったんだけどね。
しかし、なんでこんなに便利の良いモノが米国にないのだろうか? これは不思議。
もうかれこれ20年ほど前に仏(パリ)に業務研修生で初めて行ったとき。トイレの便座の横にある不思議な形をしたモノに??だった。 洗面台+便器+不思議なもの(ちょうど座る形で便器のようなもの)がホテルでもアパートでも必ず標準で備えられていた。すかさず先輩諸氏にあれは何?って聞いたところ「ビデ」っていうもので、仏人は風呂に入らずシャワーで済ますことが多いので、お尻をそのビデっていうもので洗うんだ、と聞いた。なるほど、洗面台、便器、バスタブとこのビデが4点セットになっている。
このビデ、結構な逸話がある。日本から出張者がやって来たときのこと。ホテルに朝、迎えに行ってオフィスに向かう車の中で
出張者「トイレの横に備えられているやつって、顔を洗うのに丁度いいね!」って・・・。
私「えっ!あれで顔を洗ったの?・・・(その後絶句)」
出張者「お湯が出てしゃがんで使うと丁度良かったよ」
私「・・・(とにかく絶句)」
出張者「うん? どうしたの? 何かおかしい?」
ようやく私は意を決して(っていうかちゃんと説明しておかないとこの出張者は今夜もホテルに帰ったら顔を洗うかもしれない、それは超不幸なことと思った)、説明してあげた。
その後、オフィスまでの約30分間、この出張者は一言もしゃべらなかった・・・。
得体不明のモノはちゃんとそれが何であるのか?を確認してから使うようにしないといけないね。
温水便座の話しに戻って、ほんと、「TOTO」さん、「INA」さん、早く米国にもこれが標準装備となるようにして下さいな、切実な思いを込めて・・・。