
ええいっ!中華の話題ついでにPF Chang (URL : www.pfchang.com)の紹介です。
このお店はとにかく中華だとは気が付かない店構え、店内の雰囲気・・・とまさに中華の「匂い」のしない中華屋さんです。(日本でいう「バーバリアン」でしたっけ?、中華ファミレス・・・こんな雰囲気です、が、味、質は決して比較にならないほど本格モノを出してくれます)
ここは全米チェーン店のようですが、私が行ったお店はとにかく外観は全くの米国「ステーキハウス」そのもの。お店に一歩足を踏み入れてもそこはまさに「ステーキハウス」そのもの。
サービスしてくれるウエイターさんも全部アメリカ人(アジア系の顔をした人はいない)、お客もほとんどがアメリカ人・・・。 「大根餅」で絶賛のMAXIMは中国人(って言うかアジア系の顔つきの人ばかりだったのとはまるで正反対) ここで出されるメニューを見て初めて、「あっ、ここは中華屋さんや、」と気が付く雰囲気です。
飲み物も中国茶がサービスされる訳でもなく、ビールとか炭酸水とか、とここまで「中華」を意識しない中華屋さんってのもすご~く興味が湧いてきます。
適当にメニューは選んで貰って(私は基本的に何でも食べます=アルコールはダメ=、強いて食べれないのは「白和え」ぐらいか)出されたものはアメリカンサイズの中華そのもの。
まずは「麻婆豆腐」をいただく。 白い豆腐ではなく、厚揚げを麻婆豆腐に仕上げたもの。適度に唐辛子が餡の中に入っていて一口、二口・・・。 ン?なんかこれって本当の中華より美味しいっす!!
レタスのそぼろ巻、シャキシャキのレタスに程よく味付けされたミンチのそぼろ、をパクッと、んん~、これは本当に美味しい。
何かアメリカに点在する「訳の分からない」中華レストランよりは確実にレベルは高い、っていうか高すぎる!、どうも店構え、店内の雰囲気、それにかなり騙されていた感じ。
ただ、問題なのは量がアメリカンサイズ。中華は大人数で行っていろんな種類を分け合いながら食べるってのが醍醐味、ここPF Changはそれはちょっと相当の覚悟がいる・・・。
大食漢が多いアメリカ人でもここのは流石に全部を平らげることは不可能のようで、ほぼ100%の客が「Take-Out」を頼んでいる。こちらでは注文した料理が残るとお店の人に頼めばプラケースを持ってきてくれてそこに残った食べ物を詰めてくれる、帰宅してレンジでチンして食べるのがここの普通のスタイル。
ちなみにアメリカでは「Take-out」と「To-Go」の2種類の使い分けをするそうです。
「Take-Out」はお店で食事をして残ったモノを持ち帰る時に使う表現、
「To-Go」はいわゆる持ち帰りパターン、なのでマックのドライブインとかは完全「To-go」です。
日本ではお店での残りを持ち帰ることがほとんど無いので「Take-out」が一般的に使われているようですがこちらスタイルでいくと「To-go」ですね。
・・・とこのPF Chang、次は10人くらいで行ってもっといろんな種類を頼んでみたい、もっともっと中華の神髄を楽しめるのではないか?とリピータの心を擽ってくれるようなお店でした。