日和佐のゲストハウス
( お宿・日和佐 ←フランス人オーナーが自ら改装され、清潔でとても美しいです。)
そこで
自転車遍路の20代男性と
同宿となり。
オーナーご夫婦とも一緒に
夕食後
いろいろな話に花が咲きました。
^_^
彼は大学卒業し
今春から商社への就職を前に
『 自分と向き合い、邪念を払いたい 』
といった趣旨のことを
20代の言葉で話していました。
^_^
( えー えー!! どしたん?
若いのにぃ〜 修行僧みたいなこと言うてぇ
^_^
と
突っ込み、ガハガハ笑った 私 )
日和佐で
遍路4日目だった
そうです。
自転車は初めてではないが
峠越えや長距離走行で発汗が多く
その対応が今ひとつだったのか?
2日目は、38度代の発熱の中
巡り続けた、、、
と語っていました。
『 しまった 』
『 やめとけばよかった』
『 ここでやめたら、人からなんて言われるか』
いろんな気持ちも湧いてきたと。
翌日は
室戸岬への海岸線走行となるのですが
天気はよくても強風予報。
いつ出発しようか?
どの時間帯を選ぼうか?
宿のオーナーのアドバイスを受けながら
次の宿探しも
計画を練っていました。
オーナー夫妻は
これから社会人となり
おそらく家庭も持つであろう彼に
『 仕事は大切だが、同時に自分の趣味や楽しみも持ちながら働かないと。
何のために生きてるのか分からなくなる。』
『 最初の3年は、給料は貰っていても。
会社が育成してるのだから。
そのうち給料の10倍の効果を生み出せるスタッフになれ! と言われている』
そして
『 人生は一度きり 』
『よく、たくさんの人が
あの時に戻れたら、、、と言うが。
最初から戻れないのが分かりきってきるのだから。
常に 終わりが来ることを意識して
今日を決める。
そして
楽しむ』
『 仕事に一生懸命になるのはいいが
定年と同時に空っぽ!になり
せっかくの楽しめる老後を短くして終えるような老後の迎え方は
勿体ない!!』
といった話をされていました。
翌朝
私は誰とも会わず
夜明けとともに
轟滝を目指しました。
( この、薄暗い時から動き始め あけゆく、、、 感じが好きで。
さらに、この時 パンでも、こねようものなら、、、、、
^_^
^_^ v
これぞ
人生の至福 !
人生バンザイ
パン屋 バンザイ!!)
海陽町・轟滝〜 九十九滝
( 徒歩で往復一時間くらい)
を小雪舞う中で見て
再び徳島市へ向かって帰る途中
自転車の彼とすれ違いました。
オーナーが
『 あのトンネル ( 日和佐トンネル)は
道幅が狭く。大型トラックの離合時に居合わせると死んでしまう。
右側通路に柵があり、歩行者・自転車は守られているので。
あのトンネルだけは左側を通らずに
右側の守られた歩道を通りなさい 』
といっていた
日和佐トンネルを
無事通過した
直後のようでした。
何歳になっても
『 これでいいんどろうか?』
『 ほんとうは何がしたい?』
と思う場面は
何度もあるのでしょうが。
若い世代の方が
真剣に考え
試行錯誤する姿、、、
いいですねぇ 〜
^_^