こんにちは、ひかりシュタイナークラスです。
大阪市内で幼児・小学生・大人のオイリュトミー、小学生のフォルメンを学んでいます。
さて、随分前の続きです。
コロナ下のお出かけ、という状況もあり、2021年の秋頃から月に1度は何とか山に入るようにしていました。
すると、しばらく山へ行ってないと「あー、山に行きたい!」と体も精神も叫びだすように…。デスクワーク100%の仕事をしていると切実な欲求です。スポーツの習慣もなかった自分の中からこんな事が?!と、意外です。
また、行くとその後、体の調子がよい。(主に腰などです)
整骨院の先生にそう言うと
「あー、山道歩くと勝手に調整されますからね~」
とお墨付きをいただきました。
アスファルトを歩いていると、歩き方の癖が出やすく、その偏りで凝ったり痛めたりしていくんですが、不陸な地面を歩いていると、体が水平を保とうとあれこれ調整するので…とのこと。
確かに、山では1歩1歩「この足をどこに置けば安全か」と無意識に判断し続けながら歩きます。あまり他のことに思考を取られず、「今、ここ」に集中できる。これは瞑想的だな、それも定期的に求められる理由なのかも、と思えてきました。
子どもと歩き始めた頃は、山でのふるまい方や、登りと下りの足の運び方、枯葉や浮き石など危ない場所を見分けることなど、教えることが多く大変でした。
それでもすぐ、1歩1歩の「この足をどこに置けば安全か」に戻り、ただ歩くことに没頭できる。
感覚が研ぎ澄まされて、周りに向かって意識が拡散していきます。
後方右で鳥が鳴いている。
前方上の方、山の斜面の気配が遠のいてきた。
前から人が降りてくる。軽やかで早い。トレランの人かな。
空が広がってきたからもうすぐ頂上だろう。
人工的な街の中では、こんな風に色々感じることはありません。都会の生活では使われない、原始的な感覚をとりもどすのが、生物として必要なことで体にも精神にも喜ばしいことなのかな…
子どもの頃、親に連れられての登山では、体がキツくてこんなに色々感じ、思う暇がなかったように思います。
今だからわかること、その種が子ども時代に撒かれていたこと…7歳から14歳の時期の体験が、鏡像になるのは28歳から35歳だったな…とバイオグラフィー的にも振り返りました。
N.K
定例会の予定はこちらです。
いずれも9:30~です。
2022/5/15(日)
此花区民ホール
2022/6/19(日)
都島区民センター
2022/7/17(日)
都島区民センター
体験・見学は随時受け付けております。
定例会では、
幼児(3歳)~小6、大人の【オイリュトミーのクラス】、
小学生各学年の【メインレッスン(フォルメン)】
にお入り頂けます。
お問い合わせ・お申し込みはこちらまでどうぞ。