<先日、一旦書き込みましたが、間違いがあったため訂正致しました>
午後からは幼児オイリュトミー体験会。
まずは、午前中に幼児クラスのオイリュトミーで行われたオイリュトミーをしました。
みんなで手をつないだ円のまま、先生の「こびとさんの歌」を聞きながら、歩きます。
背中をまるめて歩くこびとさんだったり、どしんどしんと歩くこびとさんだったり、いろんなこびとさんが登場します。
次にみんなで輪になって、手をつないで中心に集まったり、広がったり。
幼児さんには、「みんなで窓を開けましょう「窓をしめましょう」といって行います。
大人のオイリュトミーでは、「集中と拡散」と言っています。
次に、自分のからだを指さしたりするゲームのようなオイリュトミー。
今年は先生の新しい試みとして、1年を通して、毎月同じことをしているそうです。
そして、昔ばなしなどを基にしたオイリュトミーが始まります。
この日は、おばあさんが出てきたり、途中でジャンプしたり、えんとつから中にすべり落ちていく動きがあったり……
きっと、子どもたちは先生のように動くことはできないけれど、自分なりにまねしながら、自分の空想の世界を楽しんだことでしょう。
お話のオイリュトミーは、季節によってお話を変えられるそうです。
4月はお釈迦様のお誕生のお話、7月は七夕のお話、秋には勇気を持ったミカエルのお話、12月はクリスマスのお話、など。
何年も幼児オイリュトミーをしている子どもたちは、季節がめぐって、「あっ!これ知ってる!」という喜びに出会ったりもするそうです。
最後にお祈りのオイリュトミーがあって、またこびとさんになって終わります。
日常の喧騒から切り離された、幼児さんだけの空間(先生と補助の大人以外は部屋には入りません)が守られた中で行われる30分。
幼児さんは、めいっぱい自由な時間を過ごすことでしょう。
そのあと、先生から少しお話していただきました。
オイリュトミーの中に入れない子どもももちろんいますが、それはそれでよいとのこと。
オイリュトミーを「やる」「やらない」が大切なのではないとのこと。
先生と同じ動きをしていなくても、見ているだけの子どもでも、その子の中ではめいっぱいファンタジーの世界が広がっていること。
美しい動きを見るのが大切なこと。
指先まで丁寧に動かす(自分の体を使う)ことが、内臓の成長に大きな助けとなること。
それらはすべて、幼児期に健全な体をつくることが目的であること。
それは日常でのいろんな動きを含みます。
そして、オイリュトミーがその健全な体つくりの助けとなるとのことでした。
学童期には、その体を作った力が学習する能力へと変化していくそうです。
大人たちが環境を整えて、子どもたちに悪影響を与えるものを排除したり、大人自身が手本となるべき存在であることも必要だということでした。
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さて、いつもの体験会では、幼児オイリュトミーの体験と先生のお話で終わることが多いのですが、今回は大人のオイリュトミーも少し体験していただくことにしました。
みんなで輪になってまずまっすぐ立ち、頭から順に力を抜いてしゃがみこみ、再びまっすぐに立ち上がる、というだけの動きです。
立つ時は、前・後・横の空間も感じながら、ちょうど真ん中に立つように意識を向けます。
たったこれだけの動きなんです。
私はしゃがみこむ時は、引力のおかげですごく楽に感じましたが、そこから立ち上がる時にものすごくエネルギーと意志が必要なんだな、と感じました。
普段は特に意識せずに立っていますが…まっすぐ立つって気持ちいいことだし、素晴らしいことなんだな、と思います。
そしてしっかり立った時には、視界が開けて、前向きな気持ちがわいてくるように感じました。
なぜなんでしょうね。
いつも先生は、オイリュトミーの途中に、「うつむかないで、顔をあげましょう」と言われます。
その動作だけで、気持ちも違ってくるから不思議です。
そしてその気持ちがまわりの人にも伝わる……というのはよくあることです。
この日はピアノの音に合わせたオイリュトミーや、みんなで大きく動くオイリュトミーはありませんでした。
オイリュトミーって、グループでするからぶつかったり、テンポがずれたり、困ったことが起きるけれど、それに気づいて調整して、みんなで美しい動きを行うところに良さがあるのだなあと思います。
一回の体験ではわからないと思うので、またご一緒できたら幸いです。
普段の定例会でも体験随時受け付けています。
興味を持たれた方はお気軽にお問合せ下さい。
次回以降のスケジュールは後日お知らせします。
我が家でもきれいなトランスパレントの花が咲いています