こんにちは
臨床発達心理士 くさのひろこです
先日お聞きしたご相談で
「子どもに止めてと言っても、なんっっにも止めてくれません!!」
というお話がありました。
家の中で色々とやってくれて大変なんだそうです。
分かります(笑)
私も息子が小さい頃に何度思ったことか・・・
(いや、6年生になった今でも思っています・・・)
ご相談のお母さんもとても疲れていて、
「子育てが楽しいなんて思ったことないです」
そうですよね、楽しいと思う時の方が少ないかもしれない。
「子どもを大切に思うこと」と「子育てが楽しい」はイコールではない
子どもは大切だけど、子育てから逃げ出したいことはありますね
さて、少し長くなりますが、
このご相談の相談ルームでの一コマをご紹介したいと思います。
「なんっっにも止めてくれない」その子(笑)
相談ルームでもちょろちょろ探索
もうすぐ2歳という月齢でした。まだお話はしません。
楽しく遊んでいたのですが、端に置いてあった少し高さのある台に上ったので
(ほんとに止めてくれないか試してみよう・・)と思い、
「ダメよ、そこは止めてね」と抱っこで降ろしました。
けれど、手を離すとまたすぐ上る!
もう一度「ダメよ、そこは止めてね」と抱っこで降ろす。
でもまた、降ろすと上る。
5,6回繰り返しました。
お母さんも苦笑い
しばらく他の遊びを始めたので
お母さんとお話しながらその子の様子を見ていたのですが、
ととと・・・とまた、あの台の前に来た!
そして、、、、止まったー
そうしたら、私より先に疲れ切っていたはずのお母さんが
「躊躇している!!!すごいすごーーーい」と大きな拍手。
嬉しくて、私とお母さんで拍手喝采
その子も(にこり)可愛い笑顔を向けてくれました
その子が止めたのも凄いけれど、
その瞬間を見逃さなかったお母さんも凄い。
あんなに疲れていたのに、お子さんから目を離していなかった
愛情を感じます。
少し話がそれましたが
子どもに「これは止めてほしい」「止めさせたい」ことは、
家庭生活の中でいくつも出てきます(危険なことを含めて)
子どもの手に触れないよう環境設定することも大事ですが、
全ては出来ないので「言い聞かせ」が必要になります。
その時には「繰り返し繰り返し 伝える」ことが大事
その子が分かるまで繰り返し伝える
分かるようになるまで伝え続ける大人の熱量が、
子どもには必要です。
もちろん、お母さん一人では大変だから
家族で協力してください。
困った時は専門家も頼って下さいね
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