突撃インタビュー！伊泉龍一先生②

こんにちは。タロット占い師のしみずゆいです。

（前回）のつづきです。

では次の質問です。
先生はどのように英語を勉強されたのですか？
もともと得意だったのですか？
先生のように翻訳に興味がある人にアドバイスをするとしたら？
先生の観点で教えてください。

なんだろうな～。

もともと英語は好きではなかったけど、子供の頃から洋画は好きだったんだよね。

特にアメリカの大衆文化が好きで…音楽にしても映画にしても。
祖父が映画館経営してたからさ。

それで海外に憧れはあったけど、だからと言って英語が好きかって言われたら…勉強はあんまり好きじゃなかったしなぁ。

占いやる以前に、SF小説が好きで…日本のじゃなくて海外のね。
そういうのをよく読んでたんだよね。

で、翻訳されていないのあるでしょ。
それを読みたいから、もうちょっと英語やろうかなって。

原著を取り寄せたりしていたのですか？

そうそう。でも読めないんだよね。

読む為には文法を勉強しないとだめだなって。
ごく当たり前な普通のことをやらないとって。

それで文法の本を読んだりしているうちに、慣れていったんだよ。

文法がわかっても語彙力がないからスラスラ読むことはできないんだけど、それでも何冊か読んでたら次第に慣れるんだよね。

慣れるくらい読んだのですか？

そうそう。慣れるくらい読んだ。

何十冊…ていうか百冊以上読んだ。
それしかないよね。

まぁ確かにそうですよね。

習得するにはなんでも回数をこなす必要がありますよね。

オススメの勉強方法ってなんだろうな。

英会話は海外ドラマの『フレンズ』で勉強したけどね。ひたすらあれ見た。

でも読むのは、『フレンズ』見ても読めるようにはならないからなぁ。

やっぱりひたすら本を読むしかないんじゃない。

伊泉先生は『フレンズ』がお好きです

ちなみに文法というのは、中学文法じゃ無理ですか？

無理無理無理無理！

中学・高校とかくくりがなく、分厚いきっちりした文法の本をちゃんと読まなきゃだめ。

そうなんですね。それは素人にはかなり長い道のりな気がしますね。

でもほら、俺だって完璧になろうなんて思ったことないから。

完璧にできるようになるのは無理だから。
そもそも自分の言語じゃないからね。

今は翻訳してるからちゃんと訳そうと思うけど、最初の頃は翻訳して出版するとかではなくて、情報を得たいわけだから、言ってることがわかればいいっていう雑な読み方だったんだよ。

だから最初はそれくらいの気持ちで読めばいいんじゃない？

では先生のアドバイスは、慣れるまで読むことと、文法をしっかり勉強するということですね。

あとは全部わからなくてもいいから、何が言いたいかってことがわかるように、要点をつかむ拾い読みをすればいいと思うよ。

わからない部分があったとしても、要するにここのページで言おうとしていることはこういうことなんだなって。

なるほど、つまり要約するということですね。
教えてくださってありがとうございます。

では次の質問です。
もしもタイムトラベルができるとしたら、どの時代に行ってみたいですか？
会ってみたい人物や、行ってみたい場所などはありますか？
また、その時代でしてみたいことなどがあれば教えてください。

え～タイムトラベル～？
難しい質問だね。

読者をまったく無視してもいいのなら、まずひとつは、宇宙誕生の瞬間を見れたらって思うよね。

だって神の視点で眺められるわけでしょ。

宇宙誕生？さすが、視点が大きいですね(笑)

タロットの話で言うならば、それこそアーサー・エドワード・ウェイトに会ってみたいよね。
アレイスター・クロウリーとかさ。

タイムトラベルができるなら『黄金の夜明け団』に入ってるわ。

おぉ～。先生なら『黄金の夜明け団』にいても違和感なさそうです(笑)

もうタロットの歴史に名を残している人に片っ端から会うわ。

会ってどうしますか？

わからないけど、「この絵ってどういう意味ですか？」とか聞く(笑)

パメラ・コールマン・スミスに「これ、この絵どう思ってんの？」とかさ。

タロットに描かれている絵についてお聞きしたいんですね(笑)
でもタロットのことを無視するならば、宇宙誕生の瞬間が一番見たいんですよね。

そうそう。

あとはもしタイムトラベルで未来に行けるなら、未来の宇宙がどうなっているのか知りたいね。

先生はとにかく宇宙がお好きなんですね。
ちなみにビッグ・バン説を信じているんですか？

まぁ基本的にはね。

子供の頃にホーキング博士の本を読んでね、結構好きだったから。

スティーヴン・ホーキング博士(76)
《イギリスの理論物理学者》

そういえばホーキング博士が「人類に残された時間はせいぜい100年しかない」と言っていると聞いたことがあるのですが、ご存知ですか？

え？知らない。そうなの？

もしそうだとして、信じますか？

信じない。
信じる意味がないから。

なるほど。ホーキング博士が言っているけど、それは違うと思うよと。

うん。
完璧じゃないからな、ホーキング博士も。

確かにそうですね(笑)

しかも今はもっと若い世代の宇宙物理学者が新たな意見を色々言ってるから。

「人間は完璧じゃない」って発想、大切ですね。
では次の質問です。
先生には将来の夢はありますか？

将来の夢？

田舎にこもって静かに暮らす。

え、ひきこもってですか？

うん。

先生、「夢」ですよ「夢」。
ひきこもって静かに暮らすって、やろうと思えばできるじゃないですか。

え～できないよ～。なかなか～。

どうしてそう思うんですか？

今はほら、やらなきゃいけないことが色々あるから。

そうですか…やっぱり先生って現実的ですよね(笑)

本当、田舎にこもってゆっくり暮らしたいなぁ～。

とにかく田舎がいいんですね。

うん。何の音もしない、虫と鳥の鳴き声しかしないようなところで暮らしたい。

先生の理想にピッタリな土地が見つかるといいですね。

では次の質問です。
もしも神様に「お金も時間も、あなたのコピー人形も与えよう」と言われたら、何をしますか？

もう一人自分がいたらね～。

そうしたら、まず俺のコピー人形に、俺が調べようとしていることを全部下調べさせる。
そうすれば時間を超稼げるから。

まぁ、結局本を書きたいってことなんだろうな。

それはどんな本ですか？

いやぁ、わからないけど、今はスピリチュアリズムとかオカルティズムの歴史を書いてるから。

スピリチュアリズムの本は書き終わったけど、オカルティズムの本はまだ少ししか書いてないんだよね。

今はそれを書いてしまいたいかな。
下調べが一番時間がかかるからね。

あとあれだな。人付き合い。

講座とかどこかに行かなきゃいけないとかを全部コピーにやらせるかな。

外に行くのは全部コピー。
講座も全部やらせる。

で、家にひきこもると。

そうそうそう(笑)

先生は執筆作業がお好きなようですが、小説などを書くことに興味はないのですか？

なくはないけど、あんまりないなぁ。

俺が20歳くらいの頃だったら「小説書きたいな」とか思ったかもしれないけど、大人になると、もともとの性格が斜めに見る性格だから、なんかちょっと恥ずかしいな。

SF小説とか書きたいなと思ったことはないのですか？

SF小説は敷居が高くて無理だなぁ。

やっぱりすごい作家の本を読んじゃうと無理。

じゃあ普通の小説なら書けるんじゃないかって正直思うこともあるけど、自分が読みたくないしね。

SF小説は読みたいけど、普通のものはよっぽどのものじゃないと。
自分が興味がわかないから。

なるほど。そうなんですね。
わたしはいつか先生の小説…自伝でもいいのですが、そういうジャンルのものを一度読んでみたいなぁと思っています。

(インタビュー③【完】につづく)

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