ロンドン現地時間の6月25日(金)13時30分、
ハリーがロンドンのヒースロー空港に降り立ちました。
今回の帰国は以前ご紹介したように、生きていれば60回目の誕生日を迎えるはずだった7月1日に、ケンジントン宮殿の庭園で行われるダイアナ妃の銅像の除幕式に出席するためです。
<ケンジントン宮殿とビクトリア女王の銅像>
この銅像の建立は、兄のウィリアムとハリーが二人で計画したものだと、王室から発表されています。
二人がこの計画を立てた時には、ハリーがシニア・ロイヤルを引退するということは、彼自身も考えていなかったので、母親の60回目の誕生日を祝うために、この除幕式は大々的に行われる予定でしたが、コロナの為に、除幕式への出席者は、王子兄弟とダイアナ妃の実家であるスペンサー家の数人のみに縮小されたようです。
ロンドンに居る間、ハリーはフロッグモア・コテージに滞在予定です。
このコテージは、メーガンとの生活用に女王から与えられたものですが、ふたりがアメリカに移った後は、ユージェニー王女が夫と、先頃生まれたばかりの娘のオーガストと住んでいます。
<ユージェニー王女と夫君>
今回、ハリーの自主隔離の為に、フロッグモア・コテージは、二つのパートに分ける工事を終えたとのこと。昨年帰国した時にはそのままでしたので、生まれたばかりの赤ちゃんのことを考えての措置なのでしょう。
前回は祖父であるフィリップ殿下の葬儀に出席するための帰国でしたが、滞在中はアメリカでメーガンと行ったオプラ・ウィンフリーとのTVインタビューに関しては話したくないとの申し出がハリーからあり、女王とも、父チャールズ皇太子とも、兄ウィリアム王子とも、結局それについての話は一切しなかったと伝えられています。
今回もこの件について話すことは無いでしょうし、除幕式が終わったらそのままアメリカに戻るのではないでしょうか。
メーガンとアーチー、生まれたばかりのリリベット・ダイアナはアメリカでお留守番です。
ハリーの帰国に合わせたかのように、英国の新聞デイリー・メール紙は、24年前のダイアナ妃の事故死を巡って、当時ロンドン警視庁が、夫であったチャールズ皇太子に事情聴取をしていたことを報じています。
当時公表されなかったこの事情聴取は、ダイアナが残した手書きのメモを基に行われたもので、その内容があまりにも衝撃的で、それを知ったハリーがまた傷つくのではないかと心配です。
問題のメモは、ダイアナがチャールズ皇太子と離婚する前年の95年に書いたものとされ、「ティギーと結婚する道を確実にするため、車のブレーキの故障と深刻な頭部外傷を計画している。私の命が危険」などと記されていたといいます。
ティギーというのは、ウィリアム王子とヘンリー王子の乳母のことです。
「カミラはおとりに過ぎない」とも書かれてあったようです。
これを信じれば、チャールズは当時、カミラだけでなく、自分の息子たちの乳母とまで浮気をしていたことになります。
勿論チャールズは全てを否定したとのことですが、英ロンドン警視庁のジョン・スティーブンス元警視総監が、何故わざわざハリーの帰国にぶつけるようにして、24年前の話を英国のデイリー・メール紙に明かしたのか。
大きなお金が動いていることは確実でしょう。
当時BBCが行ったダイアナへの衝撃的な単独インタビューが、彼女の弟を騙して行われていたことが先日明らかになりましたが、ハリーが「英国のメディアは毒だ」と称したように、そのメディアに殺されたと言っても過言ではない‟プリンセス・ダイアナ”像の除幕式は、来週の木曜日に行われます。
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