ご覧いただき有難うございます、スタッフの高見ですモグラ



前回の更新に引き続き、山崎蒸溜所見学編とし、前編、後編と更新しております。

是非、お付き合いください 飛び出すハート



灼熱のような蒸溜室の後は、ひんやり涼しい貯蔵庫へ








貯蔵庫に入ると当り一面の樽・・!
そして、先ほどの蒸溜室とは打って変わり、少し肌寒いぐらいの室温です。

室内の香りはどこか湿っぽい感じと、ほのかなウッディな香り。
その中に交じっているアルコール感。

蒸溜された原酒(ニューメイク)がここで数年、あるいは数十年の時を経て製品となり私たちの元へやってくるわけですねリキュール




貯蔵庫を入って右手に中身の見えるこちらの樽が置かれています。
右の方は10年熟成のものと、左が20年熟成のものハッ

パッとみて分かる色の濃さと、液体の量の少なさ。
熟成では、このように寝かしているだけでも中の液体が蒸散していく事を「エンジェルズシェア(天使の分け前)」と言います。
サントリーさんの環境では年間、およそ3%のエンジェルズシェアがあるそうです。
そう考えると10年物、20年物とかになると、どれだけのお酒がいるねん!となりますよねガーン

そして、この目減りしていく現象と共に、蒸溜直後70度近くあったアルコール度数の原酒は、熟成が進むにつれ少しずつ度数が下がっていきます。

ガイドのお姉さんも「この熟成庫にはいっぱい天使ちゃんがいて、色んな樽のウィスキーを味見してるから減っているんですよ」
なんてお茶目な事も仰られていました笑





さらに奥へ進むと5つの樽が用意されていましたDASH!

こちらは手前から

バーレル(バレル)
内側を強く焼き、バーボンの熟成に一回しようした樽。

ホグスヘッド
バーレルを一度解体し、側板を活用し、大きい鏡板を使った樽

パンチョン樽
ずんぐりとした形が特徴。ホワイトオークの柾目板だけを厳選して使用。

シェリー樽
スペインでシェリーの貯蔵用につくられ、使われてきたスパニッシュオーク樽を使用。

ミズナラ樽
木材に日本産オーク(ミズナラ)を使用)長期熟成により、伽羅(きゃら)の香りとも白檀(びゃくだん)の香りともたとえられる独特の熟成香がつく。
ミズナラ樽は日本ならではの貯蔵樽

の5種類です。

この中でも特に長熟向きとされる事で説明があったのが最後のミズナラ樽。
こちらは20年ぐらい熟成させる事でやっと香りが開いてくるそうで、反対に、ここには記載のないワイン樽は短熟向きで、長期熟成にするとワイン由来のエグ味が出てきてしまうそう・・あせる

どの樽で寝かせるにしても、いっぱい寝かせれば良い!というわけではなく、その樽その樽にあったベストな状態をブレンダーさん達は見極めているとの事でしたひらめき電球


見学ツアー最後はテイスティングルームで
実際に試飲!





テイスティングは4種ありまして、左から
・ホワイトオーク樽原酒
・ワイン樽原酒
・山崎NV
・山崎NV(ハイボール用)
といった形で準備されています。

順番にテイスティングを行っていくのですが、まずモニターの方にはブレンダーの方たちが用いる、ウィスキーの香りを表すための代表的な言葉が表示されます。



大きく分けると8つの要素で構成されているんですね。

例えば1番のホワイトオーク原酒ですとこのような表現をされているそうです



青りんご、トースト香、バニラ、クッキーのような、となる感じですね。
ホワイトオーク原酒はこのスライドのようにバニラだとか焼き菓子のようなイメージがよく合う原酒でした。

次にワイン樽原酒ですと・・・



桃、赤りんご、チェリー、いちごのような、となる感じです。
先ほどのホワイトオークに比べ、ワイン樽由来のベリー感や赤い果実を連想させる香りが漂います。

では、製品の山崎になるとどうなるのでしょうか?



香りはベースに甘いバニラがありながら、はちみつ、シナモン等はすぐに感じ取れました。
口に含むとワイン樽で感じたベリー等の果実感や樽のウッディさも。

初めて飲んだ時は甘華やかな感じのお酒だな~ぐらいにしか感じませんでしたが、こうして改めて説明を受けると様々な要素が見えてきて感動しました。



そして最後はハイボールの作り方のレクチャーを受け、あっという間の80分見学ツアーが終了です。


こうして製造の現場を一通り説明受ける事で、改めてウイスキー作りの奥深さや、製品になるまでの時間の長さ、製造方法、サントリーさんの想い等、勉強になる事が多かったです。

まだ現在は品薄な状況は改善はされていませんが、24時間態勢で製造を続けられているとの事で、この状況が少しずつ改善され、欲しい時に山崎のウイスキーが手に入るようになるのもそう遠くはないのかもしれませんねキラキラ

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