どうも、ひかみや矢持です。
お久しぶりのブログ更新。
再びカリフォルニアワインツアーの続きとなりますが・・・
いよいよツアーも終盤となりました。
5日目の朝は、滞在したホテルでナパ・ヴァレーのセミナーを受講。
プレゼンはシレナス・ワイナリーのスコット氏が務めます。
スコット氏は長らく日本で仕事をされ、奥様も日本の方だそうです。
大変、流暢な日本語(関西弁)で通訳いらず、
しっかり話にはオチもつけるという、まさに関西人。終始和やかなセミナーでした。
そして、次の目的地へ行く前に嬉しいサプライズがあるそうで、
予定にないある場所に向かいます。
そうなんです。
そこは昨夜訪れたガーギッチ・ヒルズ・エステイト。
ワイナリーのご厚意で、圧搾したばかりのシャルドネと
発酵が少し進んだシャルドネを飲み比べ出来るというもの。
清々しいナパの青空の下、搾りたてのジュースで乾杯。
言うまでもありませんが間違いないシャルドネでしたね。
さて、ここからしばらく車で移動。
フランク・ファミリー・ヴィンヤーズにてナパの生産者が集まる試飲会に参加します。
12社の生産者が集まる試飲会でした。
いくつか当店が扱うワインもあり、充実の時間を過ごせました。
ここでは1時間半ほど滞在し、
次の訪問先「トリンチェロ」へテイスティング・セミナーに参加します。
ランチは生産者の方と
地元で人気のバーガーショップ「ゴッツ・ロードサイド」へ
久々カジュアルなものが食べれると思いきや、なかなかボリューム・・・
人気店だけあってクオリティはファーストフードの域を超えてます。
なんでも、ワイン評論家Rパーカー氏もおすすめしている店だとか・・・
そして、ガッツリゴッツランチも完食。
再びバスで移動し、「ナパ・ヴァレー・カントリー・クラブ」にて
ナパワインの概要、このツアーで頻繁にでてくるワード「サスティナブル」について
詳しく説明を受けました。
「サスティナブル」とは直訳すると、「環境保全型農法」。
環境にも人にもやさしい農法を意味しています。
ビオディナミやビオロジックほど厳しい制約のもとで行う農法ではありませんが、
前提として減農薬、オーガニックなつくりのなか、必要に応じて限られた農薬を使う。
これは、あくまで必然な場合の使用で、この場合に使用せず、畑が多大な被害を受けると
葡萄のクオリティや収穫量に影響し、結果として造られるワインに影響し、
それは人にやさしくなくなるという訳です。
環境(作物)に人に安心安全な営みを構築していくプログラム「サスティナブル」。
このサスティナブルの取り組みは、カリフォルニアの多くのワイナリーが賛同し、
今日のカリフォルニアワインの品質向上に反映されています。
カリフォルニア州は世界でも環境保全に厳しい州として、
2010年には第三者機関による認証制度もできたそうです。
また、このあと訪れるソノマでは現在60%ほどの畑がサスティナブルの認証を受けており、
2019年までに、すべての畑、ワイナリーでの認証取得を目指しているそうです。
このような環境下で造られるカリフォルニアワインは、
消費者の立場としても安心安全な農産物といえます。
このあとは、ナパで最後の夜、
ウィリアム・ヒル・ワイナリーへと続きます。