どうも、ひかみや矢持です。





世間では2012年のボジョレー・ヌーヴォーの先行予約が本格的に始まっております。

当店でも今年扱うボジョレーの選定も終わり、会員様には近日中にご案内できると思います。


今年の解禁日は11月15日(木)

普段ワインを飲まれない方でも、この日ぐらいはと買われる方も少なくないはず・・・

ガメイというブドウで造られるボジョレーは、渋みが少なく、新酒らしいフルーティーな味わいなので、赤ワインが苦手な方でも飲みやすくてオススメです!


そして数あるボジョレー・ヌーヴォーのなかでも、
当店が大プッシュ!するのは、

日本人が造るボジョレー・ヌーヴォー

『ルー・デューモン』

「年に1回きりのものだからこそ、飲んだ人がワインを好きになるきっかけとなり得るような、ワインとしておいしいヌーヴォーを造りたいです」。

ヌーヴォーを造りはじめてから7年間、仲田さんの変わらぬ信念です。


その年に収穫されたブドウで

その年に味わうワインだけに

今年のブドウの出来が気になるところ・・・?

『ルー・デューモン』さんのボジョレー最新レポートが届きましたのでご参考までに!


奥丹波の田舎酒屋より


7/11現在>


昨年に引き続いての厳冬(ブルゴーニュはマイナス15度まで下がりました!)の後、温暖な春が訪れました。


しかしながら、水不足に見舞われた昨年とは打って変わって、今年は多雨の年となっております。



4月~6月はほぼ毎日雨が降り、開花は、昨年より約1ヵ月遅れの65日~20日頃となりました。

(開花日だけ見ると、1990年代に戻った感じです。)




7月は、朝は10度前後、日中は2025度前後で、比較的涼しい気候が続いています。

雨は、相変わらず多いです。


この多雨と、630日の大規模な雹害により、収穫量は地域によって例年の2050%減と見込まれております。



しかしながら、私の契約畑はすべて標高400mの高台斜面上にあり、

水捌けが良いことに加えて、風が年中強く吹いているため、今のところ病気は皆無です。

改めて、ここの区画と契約をして本当に良かったと思っております。




また私の契約畑では、毎年、ミルランダージュによる小粒の凝縮したぶどうができることが多いのですが、

今年も大部分がミルランダージュとなっており、今後の天候次第ではありますが、皮の厚い、凝縮したぶどうの

収穫を期待しております。


ただし今年は、クリュー(ぶどうの房に結実せず、実が下に落ちてしまう現象)が発生しておりますので、

収穫量は激減となりそうです。




開花日から計算した収穫開始予定日は9月中旬頃とされていますが、私は、天気予報とにらめっこしながらですが、

できれば9月下旬まで待って、ぶどうをぎりぎりまで完熟させたいと思っています。

「ガメイは、完熟が命」ですので。


8/30現在>

結局85日まで雨が続き、81日と5日には雹も降りました。

しかしながら86日以降今日まで、一転して好天が続いており、ボージョレ全域で、ミルデューやオイディウムの問題も解消されております。




ぶどうの色が緑色から紫色に変わりはじめたのは815日前後でした。

827日にボージョレ・ワイン委員会が発表した平均潜在アルコール度数は7度で、これは、標準的な年よりも約10日間熟成が遅いことを表しています。




高台の私の契約畑は、変わらず良好な状態が続いております。

ただでさえ、クリュー(ぶどうの房に結実せず、実が下に落ちてしまう現象)によってぶどうの数が減っている中、この3週間の連日の快晴によって、ミルランダージュのぶどうがますます凝縮してきています。


このまま収穫まで好天が続けば、非常に皮の厚い、超小粒のぶどうとなり、


昨年をはるかに超える品質が期待できそうです!



収穫公示日は今週末に発表される予定ですが、おそらく910日頃になると思います。

私は、天気予報とにらめっこしながら、ぶどうをぎりぎりまで完熟させ、922日前後に収穫を開始する予定です。



今年のルー・デューモンもお楽しみに!