キサラギ | 日陰のインドア日記

キサラギ

自殺したマイナーアイドル「如月ミキ」の追悼一周忌に集まった、ファンサイトの常連5人。

 

その中の一人、ハンドルネーム「オダ・ユウジ」が、如月ミキは自殺ではなく殺人だと言い始める。

 

自分は、その犯人を捕まえる為に、この会を企画したのだと。


マネージャーは、如月ミキがストーカー被害にあっていると訴えたが、警察はまともに捜査もしない。

 

結果、殺された。

 

警察は自分達のミスを隠蔽する為に殺人を自殺と断定し捜査を打ち切ったのだ。

 

その証拠もある。

 

そして、集まった5人の一人「いちご娘」(ネカマのおっさん)こそがストーカーであり、犯人であると。

 

 

二転三転していく物語。

 

参加者達の意外な正体。

 

果たして、犯人は誰か?

 

以下、ネタバレを含みながらの感想です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

久々のDVD感想。

 

別件の事情もあって推理物の映画を見漁ってる事もあり、キラサギはずっと見たかった一本。

 

ツタヤのお勧めの作品として紹介され、そのうち観られるだろうと行くたびにチェックはしていたんですが、

 

ずーっと借りられっぱなしで、今日ようやく観る事が出来ました。

 

 

率直な感想。

 

 

めっちゃ面白かった。(´∀`)

 

 

香川 照之演じる「いちご娘」に疑いが掛かかるが、どうやら犯人ではなさそうだ。

 

では犯人は?

 

いちご娘の証言をよく聞いていると如月ミキの彼氏らしき人物が、一緒に部屋に入ったところを目撃していた。

 

死の直前に会っていたのは、この男らしい。
 
では、この彼氏が如月ミキを殺したのか?
 
物語は二転三転しながらも、基本的には、怪しい人物→証拠→怪しい人物のアリバイ証言→証言を裏付ける証拠がファングッズの中に→証言から新しい怪しい人物(5人の一人)の繰り返しで、ストーリーを追い易い。
 
かつ、その中で複線を上手く散らばせてあり、特にメモなど取らなくても「あれ?さっきの話だと・・・・・・あ!そうか!」と気づく事も多く
 
観ながら次の展開を楽しめる。
 
推理している気分に浸れる。
 
そして、明かされていく5人の意外な正体。
 
まぁ途中から大体気がつきますが(笑)
 
物語が進むにつれて浮き彫りになっていく、如月ミキという女の子の人柄。
 
そして切ない最終的な結論。
 
殺人という重いテーマを使ってはいますが、全体的にはコメディータッチで細部をあまり気にしなくても十分推理気分に浸れます。

評価:☆☆☆☆★

 
推理物を見てると、伏線の複雑さに頭が痛くなってくる人、展開についていけなくなって眠くなる人。
 
お勧めです。