今年の夏は高野山に行ってきました | ここは観光地ではない

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あんまり観光地とは言えないようなところに行ってる旅行記です。

2017.8.11

今年の夏は高野山に行ってきました。

宿坊に泊まって、精進料理を食べて、お坊さんのお話を聞いて、プチ修行体験です…というのは、きちんと修行をしている方々にとっては申し訳ない話ですね、きっと。

高野山の駅。

さっそく鈴なりの風鈴が迎えてくれました。

こういう演出、大好きです。

 

泊めていただいたのは蓮華定院というお寺です。

真田家ゆかりのお寺だということで、有名な六文銭の家紋があります。

その隣の扉に飾られているのは結び雁金と呼ばれる、これもまた真田家の家紋です。平時にはこっちを使っていたとのことです。まあ、六文銭は戦のないときに掲げるにはちょっと物騒かもしれませんからね。

裏には真田家の供養塔もありました。立派なものです。

蓮華定院の庭。

なかなかおしゃれな庭園でした。

 

夜に根本大塔を中心とした壇場伽藍地区がライトアップされるということで、外出してみました。

巨大な威容を誇ってそびえ立つ、高野山の象徴である根本大塔。

日本のお寺というより、中国の塔のようです。

高野山が開かれた時代は、まだ中国の影響が色濃く残っていたと感じさせる建物でした。これが徐々に時代が下るにつれて「日本風」に染まっていくのでしょう。

夜に映し出されている幻想的な光景とも相まって、本当に異国に来ているような感じがしました。

鐘撞き堂もライトアップされています。

こちらも真っ白というのは、これはこれで異国情緒ですね(笑)。

根本大塔に続く大門もライトアップされていました。

中国、というよりは、やっぱり異世界に迷い込んだ感じです。

トラックにひかれなくても異世界に行けますよ(笑)。

仁王像もライトアップ。

昼のような明るさで、その恐ろしげな容貌でにらみつけていました。

目鼻立ちがくっきりしていて、ちゃんと彩色されているのも中華風を感じます。私見かもしれませんが。

外側から撮った大門。

ぼわっと浮かび上がる光景が幻想的で、いやがおうにも今回の旅の期待を膨らまさせてくれます。

 

さっそく神秘的な光景に出会えたところから今回の旅は始まりました。

明日も高野山です。