今回は、正真正銘バスの終点レポート。

 

(前回の湘南佐島なぎさの丘の内容とも関連が深い場所なのでリンクを貼っておく)

 

現在の着発系統は、湘南佐島なぎさの丘と同じ。

逗7 逗子駅~佐島マリーナ入口

須4 横須賀駅~佐島マリーナ入口

衣4 衣笠十字路~佐島マリーナ入口

 

元々このバス停は湘南佐島なぎさの丘開発前から存在しており、逗子駅方面からの路線(逗7)のみが設定されていた。

その後住宅地の開発が進み、湘南佐島なぎさの丘を拠点とすべくそれなりに路線設定がなされた(2007年以降)ものの、その構想はあえなく崩壊。これ以上の発展は無い、と新たな拠点を捨てて、従前からの当停留所に路線終点を集約して、拠点を再構成したのが現状と捉えることができると思う。

 

そう考えると約15年かけても湘南佐島なぎさの丘の重要性を上げられなかったことが不憫に思えてならない。その反面、ここまで横須賀駅までの路線を延伸したことは地域のバス利便性向上に寄与している。どっちが良かったのだろうか。

 

前回のレポートで、周辺のバス路線の変遷を掘り下げて紹介しているので、そちらの情報も是非参考にしてほしい。これらの変遷を見て、上記のような感想を私は抱いたわけで。ともかく過去の情報はそちらのレポートに任せて、ここでは現状のみを伝えることとする。

 

 

バス停

湘南佐島なぎさの丘は一般的なユリ型ポールだが、ここはダルマ型。

反面、標識デザインは完全に現代仕様。

京急バスは意外と現役ダルマ型ポールが多く、あちこちで見られる。

 

 

 

2024/3/18公表の2024/4/1ダイヤ変更情報より引用。

2024年4月1日(月)から、高速バス 横浜駅(YCAT) ⇔ 葉山・横須賀西地区線は、ダイヤを一部変更いたします。

起終点の変更に伴い、使用を停止する停留所がありますので、ご利用の際はご注意ください。

詳しくは、下記をご覧ください。

 

実施日
2024年4月1日(月)

該当する路線
高速バス 横浜駅(YCAT) ⇔ 葉山・横須賀西地区線

使用を停止する停留所
・佐島マリーナ入口
・湘南佐島なぎさの丘

 

つい先日まではここを始発とする横浜駅(YCAT)までの高速リムジンバスの設定があった。それを示す内容もバス停に記載されていたはずだが、当然消えてなくなっている。2024/4/1に新しい標識へ交換されたものと思われる

 

 

折り返し場

現在では各系統の拠点になった割には、バスが何台かは駐車できそうな広さを持つ転回用スペースとその隅っこにダルマポール1本、と設備は完全に地味。拠点役割は後付けだから仕方ないところか。

佐島港のすぐ脇に設置されているという、この状況の渋さがどうにもたまらない。

 

 

 

 

この探索の際には、逗子駅方面からのバス(逗7)で湘南佐島なぎさの丘を経由して、ここまで乗車。新興住宅地を抜けた後、この小さい港までの短距離ではあるがそれほど広くない道を走る。

早くない速度で大きな車体をくねらせながら走る姿はカッコいいと思う。

 

 

 

地図からもわかる通り、バス停から少し歩けば富士山も望める海岸へ。

雲が少なければもっとくっきりと見えるタイミングはありそう。

 

 

ここの探索を終えた後に前回レポート地点へ徒歩移動を開始。

正味15分程度だっただろうか。

 

 

佐島マリーナ入口バス停はここ。

小さい湾に面して設置されている折り返し場が何とも渋くてたまらない。

 

 

撮影日 2024年5月3日

撮影場所 京浜急行バス 佐島マリーナ入口バス停(横須賀市佐島)