原題:SMETTO QUANDO VOGLIO: MASTERCLASS
製作:2017年 イタリア
監督:シドニー・シビリア
脚本:シドニー・シビリアほか
音楽:ミケーレ・ブラガ
出演:エドアルド・レオ、グレタ・スカラーノ、ヴァレリア・ソラリーノ、ステファノ・フレージ、ヴァレリオ・アブレア
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ユーロ危機により大学を追われた神経生物
学者のピエトロは、合法ドラッグ製造で
ひともうけしようとするが、逮捕されてしまう。

犯罪履歴を消す代わりに警察の捜査に
力を貸すことになった彼は、かつて
合法ドラッグを製造していた仲間たちを
呼び戻す。

ピエトロら研究者たちは、ドラッグの
まんえんを阻止するため奮闘するが……。
(シネマトゥデイ より)
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いつだってやめられる
 7人の危ない教授たち
』の続編。

『いつだってやめられる』シリーズ三部作では
第二部にあたります。

前作で逮捕されてしまったピエトロたちは
前科の抹消という条件と引き換えに

コレッティ警部指揮による
非公式なギャング団として合計30種の
合法ドラッグの摘発に協力することに。

しかし見事30種の合法ドラッグを
突き止めたにもかかわらず、
コレッティは追加の条件を持ち出してきて―

この三部作が良くできているなと思うのは
ただ続編としては話を繋ぐのではなく

すでに出てきていたシーンの裏側を補完し
時系列や登場人物を巧みに動かして
物語全体に厚みをもたせているところですね。

ズィンニとジュリアのすれ違いも
サイドストーリー?としては面白いです。

そして今作では、前作で登場していた7人のほかに
新メンバーとして以下の3人が加わります。

・ジュリオ・ボッレ
理論解剖学者。タイで修業をしていた、
いわゆる武闘派。

・ルーチョ・ナポリ
メカトロニクスエンジニア。
アフリカで携帯型爆弾などを
売りつけようとしていた。

・ヴィットリオ
教会法学者。弁護士。

“教授らしさ”は前作に劣るものの
完結編(第三部)への橋渡しとして
期待感を高めてくれる作品になっていると思います。


いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち