ニュースといえば新型コロナウイルスの話題で持ちきりの毎日。
胸腺叩きで元気はつらつ！！と願って伝える日々です。
さて先日、中学1年生のKさん（女子）が、昨年９月から朝起きれないということで
ご来院されました。
朝、起きても足に力が入らないため毎日遅刻しているのだそう、、。
病院では「起立性調節障害」と診断されており、血圧も低いということで、
血圧を上げる薬を頂いて５カ月になるが改善されず続いているとのこと。
いったい何が原因なのか？？
調べてみますと、まずストレス関与を疑いDLPFC領域をみると異状なし。
自律神経は？異常なし。脳全体で診てもどこにも異常なし。
そして甲状腺、女性ホルモン等、ホルモン系を診てもやはり異常なし。
電磁波の影響でも筋肉に力が入らなくなることがあるのですが、そちらも異常なし。
ならば貧血か？？ ドクターユースの鉄剤で調べてみると３錠必要と出てきました。
血液検査はされてないか尋ねますと、していないとのこと。
探索棒で貧血関係を調べるとやはり結構反応してきました。
「貧血かもしれませんね。今度病院で調べてもらうといいですよ。」
と伝えると、幼少から偏食が多く、野菜はほとんど食べれないとのこと。
益々怪しいと思いながら、貧血（造血）の治療をし、鉄剤・ミネラル摂取をお願いしました。
そして、その2週間後、病院で血液検査をしてもらったとのことで、みてみると、、、
総蛋白 7.3ｇ/dL アルブミン 4.7ｇ/dL で栄養OK
GOT 13U/L GPT ４U/L で肝臓OK
血色素量 13.0ｇ/dL ヘマトクリット 38.5％ で貧血OK
３つのOKは、先生が明記されたもので、確かに正常範囲内なのですが、
ここに幸いなことにフェリチン値を調べてくださっており、 16.5ｎｇ/ｍＬで
正常範囲内（５～１５７）ながら 鉄 少なめ と明記されておりました。
ほんと、フェリチン値を調べてなかったら、鉄欠乏性の貧血とわからないところでしたが、
フェリチン値もこれでは低すぎるのですが、ＧＯＴや特にＧＰＴの４U/Lなどは
かなり低すぎる状態で、この数値からは鉄の材料となるビタミンB群の不足が見受けられ、
貧血は間違いない状態でした。
そして、その後の状態はと言いますと、朝起きてから用意できるのに以前は3時間以上かかって
いたのが、まだ２時間かかるが、7時に起きて9時には元気になって活動できるようになっている
とのこと。また、足に力が入らず立てないということも少なくなっていると。
（こちらは筋力UPのカラーも前回併用）
まだすべて改善には至っていませんが、原因がはっきりしましたので、引き続き
同じようにカラーで治療し、栄養学的にはビタミンB群も強化していただくようにしました。
普通の血液検査では貧血と言われない数値であっても、今回のようにいわゆる隠れ貧血と
言われる状態がフェリチン値の低さにて明らかになり、これさえ改善できれば、きっと
学校も普通に通えるものと思われます。
あとは、まだまだ成長期なので、好き嫌いを克服できるよう励んでいただきます！！
寄せ植えしました
むらまつ東洋医学治療
http://muramatsu.xtr.jp/