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さて、先日日能研のスカラシップ制度について、一家の備忘録のためにこちらの投稿を行いました
👇前回の投稿はこちら
こちらが想像していた以上に非常に多くの反響をいただきまして、通塾中のお子様をお持ちのブロ友さんからメッセージもいただきました
ありがとうございます
日能研は、「未来への学び」をコンセプトとして、歴史・規模ともに日本最大手の中学受験塾として知られています。
塾生向けに作成された「Nバッグ」を背負っていれば、一目で日能研生だとわかるほどですし、電車内広告の「シカクいアタマをマルくする」のキャッチコピーは中学受験に関わっていなくとも知っているほど有名ですよね。
ところが、一口に日能研といっても、実は首都圏では「本部系」と「関東系」という大きな違いがあります。
この事実は、外部生はもとより、もしかすると実際に日能研に通っているお子様をお持ちの方ですら、ご存知でない可能性もあります。
わたしもなんとなく「本部系」と「関東系」という言葉を耳にしたことはありましたが、実際にはどのような違いがあるのかよくわかっていませんでしたので、今回調べてみることにしました。
日能研は5つの会社の合同体
まず、全国展開している日能研という「塾」を運営している会社についてですが、実際には全国で5つの法人に分かれています。
現在以下の5社が、全国で日能研の看板を掲げて受験生を指導しています。
①株式会社日能研
②株式会社日能研関東
③株式会社日能研関西
④株式会社日能研九州
⑤株式会社日能研東海
③〜⑤はそれぞれの地域の学校について対策ができるためわかりがよいのですが、千葉県を除く首都圏は①と②が共存しているため、少々厄介です。
つまり、首都圏の校舎でいうと「本部系」は株式会社日能研が運営する日能研であり、「関東系」は株式会社日能研関東が運営する日能研となり、そもそも運営会社が異なっています。
同じ日能研の看板を掲げていても、別物(違う塾)といっても過言ではありません。
関東系は、東京・神奈川・埼玉で教室を展開しており(千葉は本部系のみ)、中学受験にお熱な家庭が集まるエリアに多く設置されています。
どの校舎がどちらの系統に属するかは、外観からはわかりませんが、日能研関東の公式HPに所属校舎の一覧についての記載があります。
本部系と関東系の沿革
本部系の株式会社日能研は、1953年に東急東横線菊名駅に「菊名小学学習教室」を開いたのが始まりだそうです。
その後、1973年に「株式会社日本能率進学研究会」(現在の日能研の母体)を立ち上げ、1993年に商号を現在の「株式会社日能研」としました。
一方で、関東系の株式会社日能研関東は、1960年代後半の横浜市日吉に「日吉英数学園」を開いたのが始まりで、その後に前述の日本能率進学研究会と提携関係を結び、「株式会社日吉能率進学研究会」となりました。
そして、1995年に「株式会社日能研関東予備校」に商号変更、さらに2015年に現在の「株式会社日能研関東」と変更しました。
以上のような沿革から、本部系と関東系では元々異なる教室を展開していて、同じ日能研という塾でも教育方針や指導方法、コースの種類や授業内容といった基本的なスタンスや方向性にも違いがあります。
ネット上では、本部系は子供の自主性や主体性、成長や学びに特化した受験の「学校」、関東系は受験に特化した受験の「予備校」とその違いが例えられていました。
本部系の特長
本部系は子どもたちの自主性、主体性を重視する教育方針で、宿題や副教材も少なく、のびのびと学べる環境が整っています。
電車内の広告でよく目にする「シカクいアタマをマルくする」問題の設計思想は、本部系のものです。
わたしが本部系の校舎の説明会に参加した際に、「宿題はありません」との説明を受けました。
どの宿題をやればよいかは自主的に考えるべきだという考えの表れです(クラス担当に聞けば、アドバイスはもらえるようです)。
また、クラス分けについて、本部系は上からRまたはG、そしてWクラスとなり、これは日能研のロゴマークカラーからきているそうです。
関東系の特長
一方で、関東系は宿題が多く、本部系にはない独自のサブ教材があり、本格的に学力をアップして難関校合格を目指す志向が強いです。
そして、クラス分けについて、関東系は上位クラスがマスタークラス(Mクラス)で上からM2、M1となり、標準クラスがアドバンスクラス(Aクラス)で上からA3、A2、A1となります。
さらに、関東系にはマスタークラス(Mクラス)より上位である地域選抜のトップオブマスタークラス(TMクラス)が存在します。
Mクラスの目安偏差値が58以上、M2では65以上といわれており、ことTMに至っては3年生12月の全国テストで68以上かつ300位以内といわれています。
また、必ず宿題が出され、提出しなければクラス担当や教科の先生から注意を受けるようです。
本部系と関東系の違い
ちなみに、各校舎のクラス数は関東系の方が比較的多く1校舎あたり3〜5クラスなのに対して、本部系は平均2〜3クラスです。
そして、細かい点では、関東系では予鈴などのチャイム、教務カウンター越しのスタッフ(講師)スペースがありますが、本部系にはありません。
本部系ではエンカウンタースペースという場所に低めの楕円テーブルが点在しており、スタッフはそこで事務作業や質問対応などを行います。
なお、授業で使うテキストである「本科教室」や家庭学習教材の「栄冠への道」といったメイン教材やカリキュラムは全て本部系が作成し、共通で使用しています。
しかし、自主的な「まなぶ人」の育成を目指している本部系に補助教材がないのに対して、関東系にはオリジナルの補助教材がふんだんに用意されています。
また、本部系の3、4年生で難関校チャレンジテストが実施されるのに対し、関東系にはオリジナルの記述力模試があります。
そして、関東系では模試の成績がクラス3位以内になると、「優ノート」がもらえるそうです。
本部系と関東系の共通な部分
このように考えると、同じ日能研であるにもかかわらずかなり距離があるように思えますが、他系統校舎同士の交流もあります。
6年生の後期日特の上位校日特、難関校日特は本部系と関東系の合同開催です。
また、受験総括実績報告会(オン・ザ・ロード)も合同ですが、経験者談によると、どちらが企画したかで年度によって全く違うものになるようです。
やはり別会社ですので、基本的に人事異動による講師の行き来はありませんが、日特はどちらの講師も混ざって担当されるようです。
そして、合格実績は全社合算です。
それ故に、本部系と関東系とに分けた場合の実績内訳は不明です。
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