食べ物の好き嫌い、について考えてみた。
少年期は過ぎ去り、育ちに育って中年を迎える私の嫌いな食べ物は、美味しくないもの(笑)。
育て方がヘボい、調理がヘボい、添加物でブーストされまくっていてヘボい、などが美味しくないものにあたる。ワシは食わんぞ!
世にある大抵の食べ物は、ウェルカム。ウェルカムジャパン。
唯一食べられないのは、羊肉だけ。残念ながら、モンゴル国には移住できぬ。
野菜について嫌いなものは、ない。
ん~なぜかな?
理由は、幼少期に育った家で、じいいちゃんばあちゃんが畑をしていたからかな。
作っていたのは思い出せるだけで、
キャベツ、大根、トウモロコシ、大葉、里芋、人参、ほうれん草、玉ねぎ、ニラ、あずき、枝豆、ウド、タラの芽、みょうが(庭の隅っこに勝手に生える)、ふきのとう(日陰に勝手に生える)、きゅうり、ナス、柿、梅・・・
あと、田んぼでお米。
いろいろ作ってるのは昔、農業をしていたからって言ってたっけ。
小さい頃から、畑で土にまみれて遊んだり畑仕事を手伝って、野菜と触れ合っていた経験が野菜への愛情と親近感を育んだんだと思う。そうして、今は野菜のお店で働いているし。
子供の好き嫌いをなくすのは、とても難しい。
小学校のとき、クラスメイトが人参だかを食べられす先生に何時間も残され、無理くり食べさせられるんなんてアホの極みが何度も見かけられた。(今はどうだか知りませんが)
不毛、無駄、逆効果。今すぐその場で力づくで食べさせることが解決になるかい?トラウマになるだけじゃん。
そうじゃなくて、その食材どうやって育ち、調理されて食卓まで登ってくるのかを知れば少しはハードルが下がると思う。
自分の手を使って経験すれば、すぐに好きにはならないとしても相手を認めリスペクトすることは出来るんじゃなかろうか。
余談。
最近まで、野菜の中でもセロリだけは味と香りが苦手だった。
理由は、育てたことなかったから(笑)
それもで、本当にうまいセロリをあるとき食べてからは嫌いという言葉がサヨナラしました。
食育ロックボーカリスト
ひじき石塚