「日本国紀」ではない『日本国記』  限りなく真実に近いアナザーストーリー  6E  ひじかたすいげつ

 

 

 「文明の誕生」                       

 

 メソポタミア文明にかぎらず、すべては11,500年前から始まった。氷期が終わり暖かくなった。何千万年か前に何度か起こった隕石の衝突による冬が終わり、その厳しい環境を何とか生き延びた小さな哺乳類は、その後の寒い時期も何度となく生き延び、何百万年か前にやっと人類はアフリカで生まれた。そして、アフリカを出てからさらに何万年かたったころ、寒い気候が終わった。

 

 メソポタミアの神話では、人類は神の死体からつくられた。進化論からは自然に類人猿から猿人原人旧人または新人に進化して生まれたという。進化論が正しければ、人類は、「進化のスピードからは“自然に起こる進化”では考えられない速さで進化したことに。

 

 死体からクローンがつくられれば話は早い、そのほうが現実味のある話にも感じる。ある程度の年齢の死体からなら、その死体の年齢が基準となるので、そのクローンの寿命は元の寿命よりも短くなる。神よりも人間の寿命が短いのはそう考えれば理論的にも話があうことに。

 

 “神”を神と呼ぶから現実味がないが、“宇宙人”(地球人も宇宙人ではあるが)とか、“異星人”とか、最近はやりの“地底人”とかと呼ぶと少しは現実味が出てくる。

 

 いずれにしても、地球上に人類以外の人類と同等以上の文明を持った生命体はいるようである。時々映像に写りこむUFO(未確認飛行物体)は、実際の肉眼で何度も見たことが在る。高知の空は暗い。街が少ないため夜空が暗い、星もよく見えるがUFOもよく見える。

 

 ただ、いわるゆ“宇宙人”は見たことがない。であるから、UFOは実はドローンと同じようなものかもしれない。リモートで操作されており、あんなに早く発信と停止ができる。生命体ではあの速さと停止のときの加速とに肉体が耐えられないのではないかと思われる。

 

 “宇宙人”がもしいたとしても、UFOには搭乗してはいないように思う。実際に見たUFOはかなり小さい。大きいものであれば宇宙人が乗れるのかもしれないが、それにしても人間のような肉体では登場は難しいと思われる。

 

 いずれにしても、“宇宙人”を“神”と考えれば、神もいるのかもしれない。そして人類が神の死体からクローンとしてつくられたのなら、科学的にないことではない。ひょっとしたら、人間は“神”の存在に気づいてはいてもその実態をとらえられないだけなのかもしれない。人間を認識できないアリやミジンコのように。

 

 一昔前には、大陸移動説自体が非科学的といわれていた。子供のころは、シーラカンスも恐竜も何億年も前に絶滅したといわれていた。今では、隕石衝突の冬を生き抜いた恐竜がいたといわれるようになってきた。また、シーラカンスは今でもたくさん生きて泳いでいることも分かった。最近は、寒いところでも生きていた恐竜の子供の足跡が見つかったという。恐竜だってシーラカンスと同様、少なくて見つからないだけなのかもしれない。

 

 結局人類はどのように生まれたのかはまだ謎ではあるが、少なくとも11,500年前の氷期の終わりから爆発的に文明は生まれたのは確かである。そして、その初めは火山と温泉のあるところであると。4つのプレートの交わるところであるという。

 

 

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