ほんとうのこのくにのかたち  はじめに  その37  ツクヨミ  その6

 

ひじかたすいげつ

 

 

つづき

 

 

ツクヨミ  その6

 

 

ツクヨミは三人か?

月読    暦の博士

月夜見    天文博士

ともうひとり。

 

月弓  彼はいなくなった。

内宮にも外宮にも。

 

 

 

記紀は悪いことはスサノヲのせいにした。

 

あぜ道を壊したり、ハタ織りの巫女を殺したり。

 

あぜ道があるということは縄文時代ではない。

早くても弥生時代の話である。

 

ハタ織の巫女を殺したのではない。

ハタ織の巫女は、巫女でなければならない。

天皇即位の秘儀践祚大嘗祭で用いる麁服(あらたえ)繪服(にぎたえ)を織るのは巫女でなければならない。

 

 

巫女は正式には処女でなければならない。

お神酒をつぐのも踊るのも正式には小学生でなければならない。

うちの子も小学生の時に巫女をやった。

中学生はできない。

 

 

スサノヲはアマテラス管理下のハタ織の巫女に裸の馬を投げた。

これはスサノヲがハタ織の巫女と関係を持ってしまったということ。

 

 

巫女は処女でなければならない。

その結果、巫女は巫女としての資格が亡くなってしまったのである。

だから死んだ。

そのため、アマテラスは怒り、スサノヲを追放した。

 

 

しかしこれはスサノヲのやったことか?

そうかもしれない。

 

 

だが、オオゲツヒメを殺したのは?

これはツクヨミのやったこと。

なぜなら、大月姫オオゲツヒメだから。

 

 

ツクヨミの荒魂はスサノヲか?

 

 

月弓ツクヨミ

 

 

つづく

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