「神武天皇」はいた。淡海三船はいい名前を付けた。
この「いい」の意味は、立派なとか良いの意味ではない。その天皇の事績をうまく表しているという意味である。
つまり、初めて神からこの世の統治を託されたという意味と、武によって統一したという意味と。
その神は「天照大神」。そして、「タカミムスヒ」と「カミムスヒ」の統一。つまり出雲とヤマトの統一。
敵となった「ナガスネヒコ」の本名は「登美」のナガスネヒコ。登美神社に祀られている。
「登美」は「富」。東出雲家「向」。中国地方には「向」「冨永」などそれにちなむ名字が多い。
「ナガスネヒコ」の本当の名前は「登美長曽大根」。これから派生して「中曽根」などが。
記紀では、神武天皇即位はB.C.660年ということになっているが、そうでないのは明白。武内宿禰はAD1世紀と。私の「古代史年代表」ではB.C.173年。実際には、統一した年と即位した年は違うので、多少ずれはありますが、当たらずとも遠からず。数年しか違わないと思われる。
ただ、神功皇后在位井69年(春秋暦)が問題ではあるが。この69年は実際には35年。
この35年をなかったとしても、173-35=138で、B.C.138年が神武即位年となる。
ADにはならない。
その後の歴史からさかのぼると多少ずれるが、天皇在位が重なっている時代や宮が並立している時代も考慮しているのが「古代史年代表」。
これを参考にすれば、いろんなことがわかってくる。