土方闘騎のブログ -27ページ目
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会員に余計な負担をかける行為は組織利用

 会合などで役員を務めてくださる会員さんへの、池田先生の激励には涙が震える。


「大変だけど、しっかりと頑張ってください。参加した全員が、『来てよかった』と喜んで帰ってもらいたいんだよ。学会員が何より大事だ。威張ってはいけません。親切にしなければいけません」


(大講堂落慶記念総登山の時、池田先生から輸送班(現・創価班)への激励)


 池田先生は陰で戦う役員の方々に対して、「彼らを疲れさせてはならない」と、余計な負担をかけないようにと、常々お心を配られている。特に方面幹部はよく心にとどめておくべきだ。方面幹部ほど役員を粗末に扱う。


 先月の話である。


 部長から、ある会合の設営役員を頼まれて引き受けた。いざ行ってみると、準備不足の中での進行となり、他の役員も違和感があったようだったが、突然、ある幹部から追加事項は加えられ、予定より二時間も遅くなってしまった。


 しかも、日曜の日で昼過ぎだ。


 私や役員のみんなは昼食の用意などしていない。当然、想定外だから用意するはずもなかろう。


 私は怒りに体が熱くなった。さっさと断って帰ろうとしたが、来客もあったので最後まで残ることにした。


 後で私は本部長を通じて上の幹部に言ったが、「会員に余計な負担をかけるな!会員軽視の組織利用だ」と厳しく指摘した。


 この場合の問題点は、予定外の作業を増やしたことによって昼食なしで働かせたという点にある。日曜といえば、ほとんどの人は仕事が休みで体も休めたい、あるいは生活の営みの中で時間を割いてまで役員の仕事を引き受けたのだ。このことを熟知もしないで、会員に余計な負担を強いる行為は立派な「組織利用」である。


 責任者がこんな調子では、たくさんのメンバーの信心・成長が止まってしまう。それを恐れたから私は厳しく言うのだ。幸い、他の役員から数件のクレームがあったと聞いたから、少しは安心した。もし、この問題について誰も意見を出さなかったならば、人材が全く育っていない証拠であり、組織自体も衰退してしまう。


 2001年に「北海道三代城総会」という会合があったが、北海広布の歴史に残る会合だといいつつ、その裏の実態つまり役員の扱い方は、私に言わせれば組織利用だらけの「恐るべき欺瞞の日」「弟子が大敗北した日」だ。人材育成をする上で、「やってはいけない」立派なダメ例として後世に残すだろう。これはまたの機会に譲る。




 

「指導メモ」 第一章 指導者 ◆1

 これから紹介するのは、昭和41年に発刊された池田先生の「指導メモ」という本からの抜粋紹介文である。


 この本を読んだ私は、池田先生が人材育成にどれほどご自身の魂と、全身全霊のお振る舞いで臨まれたのかに驚かされた。学会にとって、人材の育成がいかに組織全体の発展につながっていくものであるか、そのことを念頭に置きながら研鑽していきたい。


「指導メモ」  


第一章 指導者


【新しい指導者】


 大御本尊をたもって成長した指導者は、新しい指導者である。共産革命の指導者は、共産主義という哲学を、信奉してできあがった指導者である。だが唯物思想は、すでに過去のものである。

 また、自由主義国家の指導者も、キリスト教を土壌とし、資本主義を背景として育った指導者である。そういう指導者については、もう知りつくされており、新しい力と魅力は生じない。

本日よりブログ開設

 本日よりブログを開設することになりました、創価学会員の土方闘騎です。今後ともよろしくお願いします。


 このブログでは主に「学会指導」「御書研鑽」を中心に進めていきたいと考えております。


 私は男子部として、残り少ない男子部生活を「人材育成」にささげる決意であります。


 簡単ですが、挨拶にさせていただきます。

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