土方美雄の日々これ・・・ -789ページ目

バリ島で

8月30日~9月3日まで、バリ島に滞在、4日の早朝に日本に戻って来た。

3年ぶり、4回めのバリである。私は決してバリ・フリークというわけではなく、その「つくられた観光の島」としてのバリ島の実態も、もちろん、ある程度わかっているつもりだ。でも、今回、いろいろあって、短期間、骨休めのため海外に行こうと考えた時、まず頭に浮かんだのがバリだったのだから、やはり、知らず知らずの内に、バリ・フリークになりつつあるのかもしれない。

利用したのは、H.I.Sのフリープランのパッケージ・ツアー。ガルーダ・インドネシア航空の往復の航空券とヌサ・ドゥアの高級リゾートホテル「ニッコー・バリ」の5泊分の宿泊料、それに空港からホテルまでの送迎がついて、しかもこの時期に総額12万円とちょっというお値段なのだから、パッケージ・ツアーだからといって、敬遠するつもりはさらさらない。

今回はどこへも行かずに、ホテルのプール・サイドでゆっくり本でも読んで過ごすつもりだったが、よせばいいのに国際携帯電話なんぞを持って行ったために、日本からいろんな電話が入って、あまりゆったりとした気分にもなれず仕舞いだったのは、誤算。なかでも午前中のまだ早い時間に、しかもプール・サイドで気持ちよくうつらうつらしていた時に、よりによって、私の連載原稿の校正の件で、わざわざ電話を掛けてきた○○情報センターのN君、本当に、本当に、どーも、ありがとう。

その他、ウブドの王宮跡で行われた、サダ・ブダヤグループのレゴン・ダンスやバロン・ダンスを見に行った。また、CDもポップスを中心にいろいろ物色してきたので、いずれ何らかの形で報告したいと思う。ということで、ブログへの復帰の挨拶でした。

とりあえず、お知らせ

えっと、無事、バリ島から帰ってまいりましたが、その報告はまた後日。とりあえずの、お知らせです。

20回メキシコ学勉強会のお知らせ

 メキシコ学勉強会はとにかくメキシコが好き!という人が集まって、おおよそ月1回のペースで、メキシコに関して様々なテーマで話し合う集まりです。話し合うテーマは政治・経済・社会・文化等々、それこそ何でもあり。各人がそれぞれ興味のあるテーマについて調べて発表し、それに基づいてディスカッションしたり、時には外部からゲストをお招きして、そのお話を聞く回もあります。勉強会を通して、自分とは異なった視点からのメキシコや、知らなかったメキシコ、もっと面白いメキシコに出会っていく場になればと、考えています。メーリングリストへの登録会員(無料)になって毎回参加するのも、興味のある回のみに飛び入り参加するのも、自由。皆さんの参加を、是非是非、お待ちしております。

テーマ「マヤ・アステカの神話と伝承」

   8月末に新紀元社より『マヤ・アステカの神々』(1800円+税)という本を出した土方が、えーと、そのぅ、一応、その本の内容の内容に即して、お話しようかなぁ・・と考えておりますが、例によって例のごとく、話の内容が大幅に本筋から逸脱する可能性もなきにしもあらずなので、その場合はごめんなさいと、あらかじめ伏線を張っておきます。

   それから、勉強会の「私物化」との批判を覚悟でいえば、本の方もどうぞ、よろしく。

日時 919()午後79

会場 千代田区和泉橋区民館5階洋室D

   JR秋葉原駅昭和通り口下車、駅前の昭和通りを岩本町方向に歩き、最初の信号を渡って右折。書泉ブックタワー隣り。駅からから徒歩3分くらいの距離。

発題 土方美雄(古代アメリカ学会会員)

会費 400

 なお、メキシコ勉強会に関する問い合わせ等は、

  土方美雄 hijikata@kt.rim.or.jp 

メキシコ学勉強会にも参加されていた田澤さんがオアハカに移住、日本人宿「casa del cocotero(カサ・デル・ココテロ)」をオープンされました。場所はサント・ドミンゴ教会から北へ1ブロックのところ。交通至便です。宿泊料金は1泊朝食付きで、ドミトリー120ペソ、ツイン260ペソ。オアハカにお越しの際は、是非是非、ご利用下さい。予約・問い合わせは、

e-メール  casa-del-cocotero@hotmail.co.jp


『マヤ・アステカの神々』、ようやく月末に書店店頭に並びます

これからメキシコ学勉強会だが、帰宅は深夜になること必至。明日は早朝に家を出て、成田空港へ向かうので、帰宅後、ブログの更新が出来るかどうか、わからない。で、勤め先のオフィスのパソコンからの更新です。

今日、新紀元社から月末に出る『マヤ・アステカの神々』の刷り見本を入手。月末までにはようやく、書店店頭に並ぶ予定です。212頁で、定価は1800円+税。ご興味のおありの方は、是非是非、書店店頭でご覧下さい。

ということで、では、また、飛行機が落ちたりしない限り、9月4日以降にお目にかかります。

恐いのはゾンビ?それとも人間?

予定通り、夜、近くのシネコンで『ランド・オブ・ザ・デッド』を観る。この映画はゾンビ映画の古典中の古典ともいえる『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』の監督にして、ゾンビ映画の大御所ジョージ・A・ロメロの最新作で、本当に恐いのはゾンビ?それとも人間?という、『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』ですでに提示されていたテーマを、異なるストーリィで追及した作品だ。

会場はほぼ満員。若いカップルが目立つが、私のちょうど前の席に座ったあんちゃんが「けっ、ちっとも恐くないじゃん」と舌打ちしていたように、とにかく恐い映画を観たいと思って劇場に足を運んだ人には、ちょっと拍子抜けの作品。ゾンビはすでに一切の人間性を喪失した、生きた人間の肉を求めてさまよい歩く単なる死体・・というゾンビ映画のいわば「お約束事」を、ゾンビ映画の創始者ともいえるロメロ自身が破って、知能を持ったゾンビを登場させ、映画の最後に主人公に「あいつらもまた進むべき道を探してさまよっているんだ。俺たちと同じだ」といわせている。ゾンビも、人間も、共に愚かにして哀れな存在だというロメロの到達点を示す作品だが、愚かで哀れな存在のゾンビには、観る側も恐怖を感じようがないからである。

明日はメキシコ学勉強会の日で、帰宅が深夜になり、明後日からは海外。もしかすると4日までは、ブログの更新が出来ないかもしれない。

調べ物&夜店&・・・

今日は、家から歩いて6、7分の距離にある区立図書館で、午後から調べ物。閉館時間も迫ってきた頃、図書館を出ると、近くの○○通り商店街主催の「夜店」が大勢の人で賑わっていた。お好み焼き、焼きそば、焼きトウモロコシ、フランクフルト、味噌オデン、氷、チョコバナナ・・等々食べ物の屋台だけではなく、金魚すくいや射的まである「本格派」だ。夜店とはいっても、テキ屋がやっているのではなく、商店街の人々が総出でやっているので、実に手際が悪く、まぁ、それもご愛嬌の内。料金も50~200円と格安だ。共に50円のかき氷とお餅の磯辺焼き、100円のフランクフルトを食べる。

その後、バリ島で使うビーチサンダルを買おうと、「ドンキホーテ」に向かうが、同じ建物内にあるシネコンで、ついつい今日公開の『奥様は魔女』を観てしまう。ニコール・キッドマンが「サマンサ」役を嬉々として演じている、往年の伝説のラブコメのリメーク版で、まさにラブコメの「定石」通りの出来だが、近年、演技派への道を確実に歩みつつあるキッドマンが、あえてこうした映画に出たというのが、ちょっと、驚き。

今日は時間が合わなかったが、明日は『ランド・オブ・ザ・デッド』を観ることにしよう。

来週火曜からバリ島に&新怪談耳袋幽霊マンション

今日は早朝から夕刻まで、ずっと仕事。業界紙次号の残りの原稿をすべて書いて、入稿。その後、渋谷で『新怪談耳袋 幽霊マンション』を観る。いかにも後味の悪い作品だが、最近観たホラーの中では一番恐いかなぁ。ただし、まぁ、そんな人は多分いないと思うが、お父さん、もしくは娘とだけは一緒に観に行かないように・・見終わった後、気まずい関係になること、請け合いです。

義祖母の葬儀が終わった直後だが、一週間くらいは私がいなくてもどーってこともないので、来週の火曜からのバリ島は、予定通り、行くことにする。ゆっくり骨休めといきたいところだが、最近は海外へ行く時には国際携帯電話を持って行くので、実は国内にいるのとそんなに変わらない環境下だ。

義祖母の葬儀を終えて

義祖母の葬儀を無事終えて、台風の接近する東京へ戻ってきた。今回の葬儀は今年80歳になる母が喪主とはいえ、私が実質上すべてを仕切らねばならなかったため、やらねばならないことがあまりにも多く、心底、疲れ果てた。

22日に義祖母の入所していた養老ホームからの義祖母の逝去を知らせる連絡で、大急ぎでホームへ向かい、義祖母の遺体と対面。すぐに心当たりの葬儀社へ連絡し、遺体を横浜の自宅へ搬送。自宅で葬儀社の担当者と葬儀の段取りを決めてから、各方面へひたすら義祖母の死を伝える電話をかけまくった。終電の関係でいったん、東京のマンションへ戻り、翌23日は早朝から前日連絡のつかなかった親戚等へ電話を掛け続け、その後、横浜駅近くのクリニックで義祖母の死亡診断書を受け取って、横浜の自宅へ戻る。到着のわずか30分後に到着した葬儀社の車に遺体を乗せて、私も同乗。通夜と葬儀・告別式を行う戸塚の奉斎殿へ向かい、そこで納棺と葬儀に関する打ち合わせを行う。打ち合わせ後、娘と落ち合って、娘の喪服を新調。

24日は通夜、25日は葬儀と告別式、火葬後、初七日と儀礼は続き、その間にも届いた生花の並べ順から初七日の参加者確定と会食の料理の手配、遠方から見えられた方々への宿泊の手配等々、喪主に替わって決裁の必要なことが次から次へと出てきて、さらに参列者やお坊様への挨拶や接待も加わり、気の休まる暇がまったくない。二年前の父の葬儀の際は、あれこれアドバイスしてくれる叔父という心強い存在があったが、その叔父も逝去し、今回はいない。へろへろになりながら、何とか無事、すべての行事を修了、横浜の自宅に戻って、2時間ほど休憩してから、東京へ戻った。

などと、延々と愚痴を書きつづっていてもしかたがない。さぁ、次は49日法要と納骨だ。

義祖母が亡くなり、バタバタ状態で

先日、身元引受人になったばかりの義祖母が今日、老衰で亡くなり、遺体の引き取りや葬儀の手配、親戚や知人への電話連絡等で、バタバタ状態。やり残したことは多いが、とりあえず電車がなくなるので、終電で家に戻り、届いたメールをチェックしたあと、このブログを更新中。24日が通夜、25日が葬儀・告別式のため、25日の深夜までこのブログを更新出来ません。悪しからず。

昨日のTBS『世界遺産』で・・

もう日付が替わってしまったので、昨日のことになるが、TBSの『世界遺産』でラオスのワット・プー遺跡を取り上げていて、大変、懐かしく、その映像を見た。ワット・プーに関しては、拙著『アンコールへの長い道』(新評論)の中で、「クメールの故郷・チャンパサックの地へ」という題で書いているが、ワット・プーのあるチャンパサック地方はカンボジアのアンコール文明を築いたクメール人の故郷で、ワット・プーはその後のアンコール時代に歴代の王たちによって何度も増改築されているものの、アンコール寺院建築のいわば原点ともいうべき重要な文化遺産なのだ。私がワット・プーに行ったのはもう10年近く前のことだが、そのころとほとんど変わらない光景がテレビに映し出されている。世界遺産にも選ばれたワット・プーだが、遺跡保存にほとんど力を入れることが出来ないラオスという国の現状が、そこにある。

実は、その後もラオスの旅を続けており、新評論から出した『アンコールへの長い道』と『北のベトナム、南のチャンパ』は実は3部作構想で、もう一冊、ラオスを中心にタイとビルマを含めた上座部仏教圏の歴史紀行を、いずれ出したいと思っている。しかし、ラオスをメインにした本が果たしてどれほど売れるのかということもあって、なかなか出版を引き受けてくれる出版社がないのが現状だ。

ところで今日は、久方ぶりに原稿書き。原稿を書いている時が、何だか一番落ち着けるような気がするのは、我ながら困ったものだが・・。

夜、映画に行っただけの一日

めずらしく午前10時近くまで、眠っていた。起きて、とりあえず新聞を読んでから朝食を食べたら、お昼近く。それから、また、少し寝て、掃除と洗濯をしたら、もう夕方だ。夕食にレトルトのタイカレーを食べたら、また眠たくなってきた。こんなことではいかんと、近くのシネコンに今日から公開の『ノロイ』を観に行くことにする。

シネコンまでは歩いても15分くらいの距離だが、歩いて2、3分の駅前から出る、送迎バスに乗る。『ノロイ』はありふれたストーリィだが、全編を手ブレするビデオカメラで撮って、ドキュメンタリー・タッチで新味を出している。『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』などと同様の仕掛けだが、構成や役者の演技がしっかりしているので、それが逆にリアルさを削いでしまっているのが、残念。レイトショーだというのに、会場は若い人でほぼ満員。なかには小さい子供3人を連れた家族連れもいて、もちろん、何を観ようとそれは個人の自由だが、おいおい、『マダガスカル』にでも行けよと、いいたくなる。私のようなすれっからしには全然恐くなくても、まだ小さい子供は、今晩、うなされるかもしれない。

午後11時半近くに終わり、もう送迎バスは走っていない時間なので、歩いて家に戻る。途中の人気のない「ローソン」の前で、並んでウンコ座りして、タバコを吸っていた若い女性の集団に、ガンを飛ばされる。