陳麻婆豆腐~陳麻婆豆腐・新宿京王モール店~ | 土方美雄の日々これ・・・

陳麻婆豆腐~陳麻婆豆腐・新宿京王モール店~

初めて入ったのは、確か、今はない、お台場のリトル香港内のお店。その後、みなとみらいのお店や、川崎ラゾーナのフードコートにあるお店にも、行った。みなとみらいのお店は、今も健在だけれども、川崎のお店は、もう、ない。

とにかく、中国の成都にある、麻婆豆腐の超人気店である。チベットのラサに行く途中、成都には寄ったが、時間がなく、行くことはできなかった。日本にあるお店は、その成都の本店から、国外では、唯一、「のれん分け」を許された、フランチャイズ店とのこと。出店・閉店をくり返し、現在は、東京を中心に、全国で12店舗ほど、あるようである。

とにかく、本店の、容赦なしの辛さ、しびれ感そのままの、本場の麻婆豆腐。初めて入った、お台場のお店で、娘と一緒に入った。娘は一口、口に入れた瞬間、凍りついてしまい、もう2度と、決して、食べようとはしなかった。激辛党の私は、それでも、完食したが、辛いだけならまだしも、山椒のしびれ感は、相当、こたえた。

日本に麻婆豆腐を広めたのは、四川飯店の陳健民だが、日本人の口に合わせて、辛さを抑えたのが、功を奏し、麻婆豆腐は、またたく間に、全国のご家庭の味となった。それに対し、陳麻婆豆腐の麻婆豆腐は、日本人の舌になど、一切、妥協しない姿勢を、貫いた。そのせいか、川崎店などでは、フードコートの他のお店に、長い行列が出来ている時でも、陳麻婆豆腐のコーナーのみ、人気がなく、そうこうしている内に、閉店してしまった。

ところが、JRの新宿駅から、京王新線の新宿駅に向かう途中の、京王モール内に、その陳麻婆豆腐のお店が、開店していることを、知って、時々、入るようになった。ここの麻婆豆腐は、本店の味そのものの商品に加えて、少し、辛さをおさえたものも、メニューに加えていて、おいおい、あくまで、本店の味1本で行くんじゃなかったのかよと、ひとこと、文句をつけたく思ったが、私が食べるのは、もちろん、本店の味である。辛いし、舌がしびれるが、くせになる味。是非是非、お試しあれ。

でも、いつだったか、四川州の人に聞いたら、地元だって、若い人は、あの辛さは食べられませんよ、だってばよ。ガーン。

新宿京王モール店は、麻婆豆腐に、ご飯にスープ、シウマイ2個つきで、確か、1200~1300円くらい、でした。