「BankART Life7」メイン会場&「第8回横浜トリエンナーレ」メイン会場 | 土方美雄の日々これ・・・

「BankART Life7」メイン会場&「第8回横浜トリエンナーレ」メイン会場

私のヨコトリ詣での第1回目は、「BankART Life7 再び都市に棲む」のメイン会場であるBankART Stationと、「第8回横浜トリエンナーレ 野草:いま、ここで生きてる」のメイン会場である横浜美術館に、行った。

まずは、みなとみらい線の新高島駅で下車し、駅の構内にあるBankART Stationへ。そこで、ヨコトリとBankART Life、黄金町バザールの連携チケットを、3300円(横浜市民は3100円)で購入。ヨコトリ以外は、期間中、何度でも入場できる、パスポートである。ヨコトリは各会場1回のみの入場だが、すべての会場が会期中フリーパスになるチケットもあって、5300円(横浜市民5100円)。結構、高いので、私は、各1回の入場でいいやと、判断。ちなみに、BankART Lifeのみのパスポートは、1000円。128頁もの、充実したガイドブックと、屋外展示の場所への行き方がわかる、詳細な地図がついてくるので、実質0円といってもよい、お値段だ。

さて、メイン会場は、21組のアーティストの作品が並ぶが、さすが、BankART&これぞ、現代アートという、とがった展示の作品ばかり。見慣れない方だと、これって、アート???と思われるかも・・ですが、そう、べらぼうめッ、アートなんだよ、これがッ!!!ガイドブックもあるので、それを参照しつつ、ご覧あれ。間違っても、印象派なんぞを期待しては、いけません。まぁ、印象派がお好きな方は、間違っても、BankARTには来ないでしょうが・・。

とりわけ、特に面白かったのが、婦木加奈子さんの「洗濯物の彫刻」と、藤村太一さんの「北緯35度27分43秒東経139度37分38秒」、水村塁さんの「P4(4は小文字)」。どう、面白かったのかは、会場にて、お確かめ下さいませ。おお、柳幸典さんの巨大土玉も、BankARTでの大規模個展以来の、久しぶりの再会です。感動。

今回は、井土ヶ谷の旧Bゼミ=blanClassのお家芸、Live ARTも、会期中、全12回のツアーとして、BankART Lifeの枠内で、復活するそうです。私は、多分、疲れそうなので、参加しませんが・・。

次に、みなとみらい線で、1駅先の、横浜美術館へ。ここの展示も、やさしいイメージのタイトルとは裏腹に、環境破壊や戦争、経済格差、不寛容の時代等々をテーマに、真っ正面から掲げた、まるで社会運動のようなアートが、主流。その中に、勅使河原蒼風や富山妙子、岡本太郎&縄文土器らの作品が、異様なまでの迫力で、屹立する。来場者には、お年寄りや、揃いの制服姿の高校生なども多く、それらの作品を、一体、どう受け止めたのでしょうか???ちょっと、尋ねてみたい気も・・。

そういえば、こちらでも、Bゼミの活動をアーカイブ化した、展示がありましたゾ。

ヨコトリの展示は、旧第一銀行横浜支店や、BankART KAIKOにもあるのですが、今日は疲れたので、とりあえず、ここまで。

横浜美術館内のカフェがなくなっていたので、近くの「上島珈琲」で休憩。隣の席の、着物姿のご婦人は、ヨコトリのチラシを持っておられたので、お仲間です。もちろん、話しかけたりは、しませんでしたが・・。