「パーフェクト・カモフラージュ展」「キース・ヘリング展」 | 土方美雄の日々これ・・・

「パーフェクト・カモフラージュ展」「キース・ヘリング展」

まずは、ワタリウム美術館の「I LOVE ART18 パーフェクト・カモフラージュ展」へ。「I LOVE ART」シリーズは、同館の所蔵品展の総称だが、今回は、さわひらき、野口里佳、杉戸洋の3人のゲスト・アーテイストが、それぞれの新作で、競演というか、参加されている。

1番、出展数が多かったのは、アンディ・ウォーホルだが、マン・レイやロイス・ワインバガー、ヨーゼフ・ボイス、キース・ヘリング、ナムジュン・パイク、クリスチャン・ボルタンスキーといった、同館自慢の所蔵品が、目白押し。それらを観るだけでも、もちろん、楽しいが、さわひらきの大型インスタレーションが、もの凄い、ド迫力で、目立ち過ぎ。同じフロアー(2階)のアンディ・ウォーホルが、まるで、壁紙みたいになってしまったのは、ちょっと、残念かなぁ・・と。

キース・ヘリングは、まだ、日本ではほとんど知られていなかったころ、彼の個展を、ワタリウム美術館の前身である、ギャラリー・ワタリで開催した時に、来日したキースが、近くのビルの壁に描いた作品を、切り取って、展示。そういえば、ロイス・ワインバガーの作品はどこにあるの???と、思って、探していたら、同館の前の空き地に、Chim↑Pomの作品と共に、さりげなく並べてあるのを、発見。かつて、ここにあったビルの壁面に、キース・ヘリングの絵が描かれていたのだなぁ・・と、実に、感慨深いものがあった。

帰り際、受付に和多利月子さんが座っておられたので、少し、立ち話。

その後、外苑前から、地下鉄を乗り継いで、六本木の森アーツセンターギャラリーへ。予約制なので、行って、当日券がないとイヤなので、一応、午後3時の回を予約しておいたのだが、予約があっても、なお、30分待ち。とにかく、残り2日ということもあるが、長蛇の列で、もの凄い観覧者数である。

ということで、観てきましたぁ~、「キース・ヘリング展」。まぁ、正直いって、キースの絵を観るというよりは、絵の前に群がる人を観たという、感じです。しかも、写真撮影OKなので、とにかく、1枚、1枚、スマホで写真を撮り続ける人が多くて、一向に、列が進まず、大渋滞。私の1番、嫌いなパターンだ。とりあえず、人の頭越しに、ザッと、観て、あとで、ゆっくり図録でも・・と思ったら、Tシャツとか、マグカップとかのグッズは山ほど売っていたが、図録は売っていなかった(怒)。

それでも、村田真さんの、キースを激写した写真は、じっくり、観てまいりましたので・・。しっかし、こんなに人が多かったのは、バスキア展やバンクシー展以来で、びっくり、くりくり、くりが一杯、チロルチョコ。

ああ、疲れた。田中綾子さんの個展に行く気力は、残念ながら、もう残っておりませんでした、ハイ。田中さん、ゴメン。次は、必ず。