模索舎 | 土方美雄の日々これ・・・

模索舎

昨日、久しぶりに、新宿の模索舎へ行った。模索舎は、多分、全国で唯一の、ミニコミ(今では死語だけれども・・ねッ)専門の書店で、昔は、情報収集を兼ねて、月に最低、1、2度は、通っていたが、ここ数年、まったく足を運んだことがなかったし、正直、ネットの普及等で、その必要性も、あまり、感じなかった。

今回、行ったのは、念のため、あるいは、ここでしか扱っていない資料があれば・・と思ってのことだったが、平日の昼間ということもあるが、店内にいたのは、私とほぼ同年配の客が1人と、明らかに客ではない、納品に来たとおぼしき人がもう1人の、計2人がいただけ。う~ん、おそらく、これではまったく、採算が取れていないだろうなぁ・・と、つくづく。

我が「リプレーザ」も、一応、ミニコミ誌の範疇なので、模索舎には、以前は直で、今は社会評論社経由で、納品しているのだが、以前に比べて、大して、売れているわけではない。正直いって、社評経由で入れている他の書店と比べても、売れ行きは、どっこいどっこい・・という感じである。

まぁ、「どっこいどっこい」といっても、正直、他の書店でも、大して売れているわけではいないんだけれども・・ねッ。それでも、以前は、模索舎での売り上げが断突の1位だったが、残念ながら今は、もう、そういう時代ではない。

紙のメディアそれ自は、きっと、それほど減ってはいないのだろうが、ネットの普及で、わざわざ、模索舎に行かなくとも、情報収集や入手は可能だし、それに加えて、いわゆる左翼文化の退潮が、大きく影響しているのだと思う。

今回も、あまり、これはというものもなかったが、それでも、3000円分ほど、もしかすると、必要になるかもしれないと思った資料を購入して、近くの「ターリーズ」で一休みしてから、帰宅。

渋谷の丸善ジュンク堂にも行くつもりだったが、情けないが、その元気はもう、残っていなかった。