「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」 | 土方美雄の日々これ・・・

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」

正直、このストーリィ展開には、どう考えても、無理があると思う。

何でも、七月隆文とかいう人(スイマセン、よく知りませ~ん)の人気恋愛小説を、「ソラニン」「僕等がいた」「青空エール」「アオハライド」「ホットロード」「陽だまりの彼女」等々、あーッ、もう、代表作を列記するだけで、マジ疲れる、ヒット作連発の恋愛青春映画の大家、三木孝浩が映画化し、主演は、人気者の福士蒼太に小松菜奈と、文字通り、ヒット確実の布陣。事実、ヒットしている。

主人公の高寿は美大生で、通学電車の中で見かけた同年配の女性に一目惚れして、思い切って、声をかけ、とんとん拍子で、その愛美という女性と、恋人関係になる。65歳のジジイには、何やら、こっぱずかしいストーリィ展開だが、実は、2人は初対面ではなく・・ある人が、SFといったが、SFというよりは、ファンタジー系(まぁ、SFはサイエンスフィクション&ファンタジーですが)。それも、設定にかなり無理があるファンタジーである。

さぁ、泣きたい人、寄っといで・・という映画で、事実、私の周辺で、泣いている人は一杯、いた(主に、女性)。確かに、三木監督ご自身の作品を含めて、この手の映画は、それこそ、山ほどあるので、相当、変わった設定でないと、新味が出せないんでしょうな・・とは、察しますが。

でも、文句をいうなら、なんで、観に行ったのか???ハイハイ、これには、よんどころのない理由があるわけで・・。