「バイロケーション」 | 土方美雄の日々これ・・・

「バイロケーション」

日本ホラー大賞長編賞を受賞した法条遙の同名小説の映画化。主人公の忍には水川あさみ。

出演している、千賀健永や高田翔といったジャニーズ事務所所属のアイドル目当てか、あるいは、ホラーが本当に好きなのかは、定かではないが、制服姿の女子高生が多くて、ちょっと、びっくり。私の座った列なんか、ひとつおいて、左に2人、右には2席ほど置いて、3人、な、何と、計5人もいるッ!!!つまり、女子高生に、ものの見事に、取り囲まれちゃってる、わ・た・し。そして、集団で来た時の女子高生の常というか、や、やかましいッ・・ちゅうの!!!だ、黙れッ、直ちに、しゃべるのをやめろッ、口を糸のついた針で縫うぞッ!!!

画家志望である、主人公の忍は、買い物に行ったスーパーで、身に覚えのない、偽札使用の容疑をかけられる。見せられた防犯カメラの映像に映っていたのは、確かに、彼女の姿。しかし、スーパーからの通報で、忍を連行した刑事は、彼女を警察署へではなく、別の場所へと連れて行く。そこで、忍は謎の男から、もうひとりの自分=バイロケーションの話を聞く。その自分の分身である、バイロケは、必ず、完全にあなたを乗っ取り、なりすますため、あなたを殺しにやって来る・・というのである。果たして、忍の前に、瓜二つの、もうひとりの自分が現れて・・と、まぁ、そんな話。

謎が謎を生み、そして、最後に衝撃的な結末が・・というストーリィ展開は、それなりにスリリングではあるが、しっかし、すべての謎が明らかになったあと、よくよく、考えると、あれこれ、つじつまの合わぬことも、結構、あるぞ・・っという、出来(残念ッ)。監督は女流の安里麻里。

2月1日からは、結末の異なる別バージョンも、「バイロケーション〈裏〉」として、公開されるそうです。う~ん、もう1本、観ろ・・ってか。