「アンダルシア 女神の報復」 | 土方美雄の日々これ・・・

「アンダルシア 女神の報復」

TVシリーズ「外交官・黒田康作」では、メキシコ大使館をあたかも「悪の巣窟」であるかのごとく描き、大いにミソをつけてしまった織田裕二=黒田康作シリーズの劇場版第2弾。

織田裕二に伊藤英明、福山雅治、黒木メイサ、戸田恵里香という超豪華キャストに、オール海外ロケという超大作が、コケたらフジテレビ&東宝の致命傷にもなりかねないが、真保裕一の原作を得て、ストーリィ的には、また、迫力でも、ソコソコの出来。でも、法人保護に命を賭ける外交官、その実態は国際犯罪・テロ対策専門の秘密エージェント・・なんていう黒田康作の人物設定自体が大嫌いなので、評価は下げさせていただく。

それに、この映画の最大の見せ場といってもいい、ヒロイン黒木メイサの正体なんて、もとより、ただの被害者ではあり得ないことは、冒頭近くのホテルのシーンで、バレバレで、せっかくのラストの大どんでん返し???も、だいたい、想像出来るものになっちゃったのは、残念賞。