神保町散策 | 土方美雄の日々これ・・・

神保町散策

ここ数日、「本業」がめちゃめちゃ、忙しかった。しかし、新年第2号も何とか無事完成、1月25日号のメドもたったので、昨日の夕方、久々に神保町に行った。

神保町に行くと、いつも寄るのは、新刊書店では三省堂に書泉グランデ、アジア文庫、書肆アクセス、岩波ブックセンターの5店。この内、書肆アクセスは昨年末に閉店してしまったが、すでに新しい古本屋が同じ場所で開店していた。「あの棚はすごい」と、一部の読書好きが高く評価する東京堂には、私はあまり寄らない。私は誰かが「選りすぐった」棚よりも、たとえ玉石混合でも、とにかく揃っている本の量が多いことを、重視するのである(その意味で、私のもっとも好きな書店は、ジュンク堂の池袋本店と新宿店)。本を選ぶのはあくまで私であって、書店ではない。

新刊書店以外にも、古本屋数軒を回るが、ここでは店名は秘す。というのも、これらの書店の棚には、私好みの本が並ぶ確率が非常に高いので、「穴場」を人に教える気にはならないのである。もっとも、私好みの本にあなたが関心があるかどうかは、わかりませんが・・。ともあれ、古本は足で探すのが鉄則。最近は、「堕落」して、ネットで探して、購入することも多いのですが・・。

書店巡りが終了すると、裏通りの喫茶店で休憩。これは特に店名を秘しているわけではなくて、店名そのものをうろ覚えなのだが、確か「古瀬戸喫茶店」みたいな名前のところ。ここには、懐かしい、どろっとして甘いコンデンス・ミルク入りの、ベトナム・コーヒーがあるのである。

昨日はその後、餃子の店「スキートポーズ」で、夕食として、大皿を頼む。ここの焼き餃子は8個、12個、16個の単位で、その16個の皿が大皿。定食にすることも出来るが、私が食べるのはいつも、餃子だけ。

そういえば、三省堂の4階には、書肆アクセスの跡を継ぐ「地方・小出版書コーナー」が出来ていました。まぁ、アクセスの棚にはかないませんが、これで満足するしか、ありません。その前面の目立つところに置いてあったのが、かとうさんの「野宿野郎」。我が「中南米マガジン」は棚ざしで、目立たん。残念。