久しぶりの人形町 | 土方美雄の日々これ・・・

久しぶりの人形町

午前中は業界紙の降版。午後からはやはり業界紙の仕事で、箱崎で開催されている某流通メーカーの商品展示会に、写真を撮りに行く。

箱崎に行くのには地下鉄半蔵門線の水天宮前駅から歩いていくのが一番近いので、地下鉄を乗り継いで、水天宮前駅へ。実際に紙面に掲載するのは、その内、1、2枚だが、一応、フィルム1本分写真を撮って、報道用資料をもらって、さらに何人かの関係者と立ち話をして、わずか30分ほどで仕事は終了。

そのあと、歩いて人形町へ。人形町に行くと必ず寄る「小春軒」で遅い昼食。人形町には人気の下町の洋食屋さんが何軒かあって、おそらく一番有名なのはビーフカツが名物の「きらく」だろうが、ここのビーフカツは1500円もするので、いくらうまくても、入る気がしない。その点、やはり老舗の「小春軒」は、ほとんどのメニューが1000円以下というお値段なので、こちらへ入る。私がいつも頼むのはメンチカツで、ライス付きで750円。これを「1個付き」にすると、プラス150円で900円。この店に通うようになった時、ほとんどのお客が「1個付き」と注文しているので、何のことだろうと思って注文してみると、頼んだメニューの品にコロッケが1個追加されて、出てきた。このコロッケが激ウマなので、なるほどと納得。「小春軒」の名物オヤジは店を息子に譲ったが、昼食時など店が混雑する時には今も必ずキッチンに立って、黙々と注文をこなしている。その仏頂面を見るのも楽しみのひとつだ。